笑い療法士

最近朝日新聞は、AIロボットと「笑い」に興味がおありのようで、関連記事をちょこちょこ見かけます。今朝は「笑い療法士」。これには意表をつかれた。数ある「士」のなかでも聞いたことのない新参者です。なにせまだ全国人口850人です。

笑いの健康効果は実証済みだし、仮に健康効果がないとしても笑顔の波及効果を考えたら、これからの世の中絶対重宝されると思います。施設関係者にお勧めの「士」です。2日間の講習とレポートで取得できるそうですから挑戦してみたら如何でしょうか。ワッハッハッハ。ウサギマン師の代わりに一声嘶いておきました。

 

f:id:recoca1940:20170131150329j:plain

・晴れやかに春寿ぐや絵提灯

・南国の春遠からじ提灯祭

・世の春を祈るランタン龍踊り

以上3句:長崎ランタン祭り

・春愁の心の友や芭蕉

・紅梅や紅ひときわに雨のあと

・秋立つや一会の雲の風任せ

・春の野や名もなき草も花をつけ

 

冬将軍中休み

穏やかな冬晴れが2日ほど続いています。

f:id:recoca1940:20170128104628j:plain

白鷺と小鴨

f:id:recoca1940:20170128104723j:plain

白鷺で句を作ろうとしたら、白鷺は夏の季語と歳時記に書いてあるのでやめました。

この小川には、飛来する小鳥、水中の稀少生物など豊かな自然の宝庫です。

f:id:recoca1940:20170128105047j:plain

きのう、目の前の枯れ木にカワセミをみつけたのでカメラを探していたら逃げてしまった。

稀勢の里威風堂々の土俵入り

・幾筋の涙の春や土俵入り

水仙や淋しき村の華やげり

●花クイズ

今回は葉っぱ。

きのう行ったボランティア先にあったものです。

f:id:recoca1940:20170128105820j:plain

すみません、首を曲げて眺めてください。

②ボランティア先の庭の畑であまり見かけない野菜が植わっていました。

これは何、と聞いたのですが、植えた人がお休みなので分からないとのことでした。

f:id:recoca1940:20170128110137j:plain

 

「笑い」でガン免疫力アップ?

一日一笑い、まだしぶとくやってますよ。

ところで、この5月から、笑いがガンの免疫力アップに効果あるかどうかの研究がスタートするということです。

大阪国際がんセンターの企画で、吉本興業等の協力で漫才落語を聞いた前後の血液や唾液検査でガンの免疫が増えたかどうかを4ヶ月継続調査するという研究です。

笑いの健康効果に付いての研究は過去にもあるが、ガンに特化して4ヶ月もの長期間継続した調査は例がないそうです。果たしてどういう結果になるか楽しみです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170125-00000108-asahi-soci

それでちょっと思ったのですが、漫才落語よりも、笑いヨガとか九州の会社の大笑い朝礼とかを対象にしたほうがもっとはっきりすると思うんですがね。がんセンターに提言してあげたいくらいです。というのは漫才落語の時間中のべつ笑っているわけではないからです。特に落語など、くすりと笑う程度の話が多い。

昔禅の高僧が結核にかかったが、気が違ったかと思われるように終日笑い転げて治したという逸話もあります。

●俳句

切れ字が俳句の命。

代表的切れ字 や、かな、けり ですがじつはそれ以外ほとんどの語が切れ字になる。

切れ字は一句にひとつ。ふたつ入れると、5,7,5それぞれ切れて支離滅裂になる。

「AやB」が基本形。Aが季語でありことが多い。Aにつての季節の感動を述べる。

切れ字は意味の説明でなくイメージを関連つける働き。

俳句は季節の風物に対する感動を表現する詩である。

何を詠んでもよいが詩であることを念頭に丁寧な語を使う。

そこで深呼吸を3回して課題を試作しましたがどんな印象でしょうか。

身構えると何となくおすましの感じの句で、普段の自分ではないみたい。

・潮風や丘に寄り添う水仙

・かりがねや訃報伝える友の声

初場所や耐えし大関綱の夢

・秋風や一期一会の雲の影

・冬富士や浜辺にひとつ桜貝

・初夢や我が句特選Vサイン

・麗らかや喜寿の命の風任せ

 

 

 

俳句教材到着しました

  • ユーキャンから俳句教材到着しました。学習期間は半年ですが予備期間入れて1年間。教材はこんな感じです。

    f:id:recoca1940:20170123173530j:plain

第1ページの言葉

「俳句ブームということが言われだしてからすでに久しくなります。ブームではなく今日は俳句の時代といってよいのではないでしょうか。~~この講座を受講される皆さんは今日から詩人です。~俳句という文芸を存分に楽しんでください。」

やっぱり俳句というのは詩なんだ。だんだん、心細くなってきた。

第一講

俳句の基本構造

名詞+や+名詞句・・・・「や」=切れ字(文法上は助詞)

例 古池(A) や 蛙飛び込む水の音(B)

AとBは主語述語のような意味の上で関連性がないということが重要。

論理的に無意味なものを結びつけるのが「切れ字」

ということで一か月目の提出課題は(A「や」B)の句3句。

代表的切れ字は、や、かな、けり

2年間で何百句も作ってきたが、振り返ってみるとこの構造の句は数えるほどしかないことが分かった。基本に戻れということですね。

尚、俳句と川柳の違いは、切れ字の有無だそうです。この説明は難しい。読んでもすぐには理解できない。

・テニス

錦織選手千載一遇の機会を逸しましたね。天敵のマレー、ジョコビッチが負けていなくなった今大会で優勝できなければ先行き暗い。

・相撲

やっと日本人横綱。でも、この立場は風当たりが強くつらいものがある。負けが込んだ時の風当たりは半端でないけど大丈夫か。

初場所や美酒の大関綱の夢

・ボランティア

東久留米市にできた最新の有料老人ホームを興味深々で垣間見てきました。さすが広々としてきれいで清潔。担当スタッフの第一印象はルール重視の冷たい印象。第一印象は意外と全体の印象に通ずるものがあるので大事です。

待ち遠しい春を呼ぶ曲を演奏。北国の春襟裳岬

南京玉すだれ

f:id:recoca1940:20170123183722j:plain

舞踊

f:id:recoca1940:20170123183825j:plain

 

 

「あん」見ました。

今日の午前中、近くの会館で自主上映された、「あん」という映画を見た。うちの奥さんが前売り券を買っていたのを、何の予備知識もなくなんとなくついて行ったので、アンというのは人の名前かと思っていたくらいである。
上映開始と共に目を見張った。いつも乗ってる西武池袋線の黄色い電車が走っているではないか。さらに目を凝らすと見覚えのある桜並木、おまけに度々このブログに写真を載せている小川の支流に掛かる西武線の鉄橋・・、

それもそのはず、舞台は私の住む東久留米の隣町清瀬ハンセン病療養所多摩全生園で、テーマは今も根強く残るハンセン病への偏見差別だからです。
そして、あんとは人名なんかでなくたい焼きなどの「餡」。

f:id:recoca1940:20170121193947j:plain


あらすじ
さるどら焼き屋「どら春」の雇われ店長のもとに、ここで働くことを懇願する老女「徳江」
=徳ちゃんが現れた。雇ってみると彼女は餡作りの名人。瞬く間に評判となり店は大繁盛。
ところが、徳ちゃんにはひとつ問題があった。実は彼女は全生園在住のハンセン病経験者だったのである。

その噂が広まり、ハンセン病=怖い不治の病という無知とあいまって客足は突然ばったり止まり、店のオーナーに解雇されてしまう。徳ちゃんを守り切れなかった店長も結局店を辞めて、公園で屋台のどら焼き屋になる。・・

f:id:recoca1940:20170121194137j:plain


このようなストーリーが静かに流れるだけの映画だが、見終わった人は映画から偏見差別に対する強烈なメッセージ性を感じるはずである。これは正に俳句の手法だ。

こういう社会は間違っているでしょう、こういう社会に改めるべきでしょうと縷々述べたいのをじっとこらえて、ただ事実のみを提示して、感動や思考は観客に委ねる。にくいですね~。この監督は俳句の名手に違いない。

「あん」と「偏見差別」、無関係なものの取り合わせ、これも俳句制作手法のひとつです。俳句を志す人はこの映画を見ましょう。
実は、その昔学生時代にハンセン病の差別偏見問題にちょっとだけ関わったことがあります。
国際ワークキャンプの東海地区委員長を任され、農村、施設、ハンセン病療養所を回ったことがあり、その時初めてハンセン病が普通の完治する病であることを知りました。1970年くらいのときですから、まだ一般にはうつる怖い病のイメージが強く、これを払拭させるのをサークルのテーマの一つとして活動していたのを思い出しました。その時の女子学生に徳ちゃんという可愛い子がいたのもこの映画で思い出した。それはともかく、21世紀の現在もこういう映画が必要だということはハンセン病に対する世の無理解偏見差別が50年前と同じだということで改めて怒りがふつふつと沸いてくる。

それと、うちの奥さんは、名人徳ちゃんの餡の練り方がジャムの練り方にすごい参考になる、と妙なところで感心していた。

・冬空を突く煙突の白さかな

・終活はいずれそのうち年新た

・小春日やあんに漂うほろ苦さ

わっはっは朝礼他

●年初めの決意は「笑い健康法」の実践であることは前に書きましたが、これを会社ぐるみでやっているところがあるという新聞記事があって意を強くしました。

まさに朝礼で一日一笑、この会社はさぞかし成長株のことと思います。とりわけこの記事の「笑い方」に感銘を受けました。⇒「わっはっは」。これはワハハよりはるかに迫力があってすごい。

f:id:recoca1940:20170119231530j:plain

●昨日は勤労福祉会館でのパソコン教室の日でした。普段娘が主任講師で、私は助っ人なんですが、今月は主任講師が海外出張に出かけてしまったので2回分私がこなさなければならなくなった。やっぱり、一人で10人面倒を見るのは非常に疲れる、ということが分かりました。ウインドーズの標準ソフトの一つワードの講習内容は、下記のチラシを作ること。

f:id:recoca1940:20170119232725j:plain

簡単なチラシですが、この中に初級クラスの要素技術はおおよそ網羅されています。演習を伴う講義3時間15分のあと、45分間を与えて、独力でチラシを作ってもらったのですが、パソコンほとんど初めてという生徒には難しいらしく完成できたのは数人でした。何度も同じことを繰り返すことで、これから徐々に上達されていくものと期待しています。来週はエクセル入門です。

・キーボード向き合う春や喜寿傘寿

・我が道を恵方と決むや喜寿傘寿

●花クイズ

友人の依頼によるクイズです。赤い花、黄色い花、それにわきに伸びている茎について名前を教えてくださいとのことです。

博士はじめ読者の皆様よろしくお願いします。なお、伸びている茎は花とは別物です。

f:id:recoca1940:20170119234342j:plain

●参照ブログ

http://black-koshka.hatenablog.com/

・黄昏の枯れ野に憩う孤独かな

・残照に森沈みゆく枯れ野かな

 

 

 

一人懐石

●昨日からうちの奥さんは水曜迄仙台へ。

何を思ったか、日本基督教団東北教区主催のボランティア参加のためだそうだ。ときどき突拍子もないことを思いつくが、説教しても無駄なので自由行動に任せている。

 

さて、当方も羽を伸ばせる貴重な日々の真っ最中であるが、問題は自炊。しかしこれも退職間際の単身赴任の5年間に培ったノーハウがまだ記憶に残っているので大したことはありません。

 

ノーハウの骨子はというと、名付けて「一人懐石」。

つまり、大したことではありません。できた順番に食べていくというだけの話。みそ汁ができたらすぐに飲む。魚が焼けたら冷めないうちにすぐ食べる。まだお腹がすいていたら、野菜炒めを作って食べる。そしてごはんとお新香とお茶で終わり。複数の料理を同時に並べて食べる、というのは相当の訓練を要することに困り果てて編み出した独り者食事ノーハウです。

 

さらに、これに「立食ひとり懐石」とつくとこれ以上ない究極のノーハウです。すなわち、流し台に陣取ってできた順に片っ端から食べる!

 

それで気が付いた家でのガスコンロの不満。要するにすぐに温度センサーが働いて火力が最弱にしぼんでしまうのです。フライパンで顕著なので、中華料理なんかできないだろうと思って奥さんに言ってもあまり気にしてないようなので、ガスコンロを設置してくれた東京ガス欠陥商品だから取り替えろと3度ほど文句を言ったが、安全仕様を盾に相手にしてくれない。

 

結論⇒いろんな機能のくっついたガスコンロなど高価なだけで無用の長物。火が出るだけの原始的なコンロがもっとも使いやすい。

温度センサーはコンピューター制御ですが、こういう融通の利かない文明の利器はない方がよほどましだ。

 

近くに住む娘は、今日からしばらく香港。教会の翻訳の仕事での出張だそうだ。こちらの方は、当方に大いに影響がある。勤労福祉会館のPC講座の主任講師だからである。おかげで、明日と次の水曜はこちらにお鉢が回ってきた。いつもは私は生徒の後ろをぐるぐる回っていれば済むのだが、2週分のカリキュラムを考えて、その通りにPCが動くかためしして見なければならない。ブログを書き終わったらすぐ取り掛かります。

 

●今日は昨日までの強風と寒さが収まって小川のほとりは絶好の散歩道となりました。魚を釣る人もいた。

f:id:recoca1940:20170117145626j:plain

釣り人はよく見かけるが、釣れているのを見たことない。

去年12月に身につまされる「孤食の人」を画面にとらえたが、今日は仲良く食事のデュオになっていて、ほほえましい風景でほっとした。

f:id:recoca1940:20170117150030j:plain

*紅梅の雨に匂うや枝垂れ傘