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俳句(8)季語

俳句には季語が必要です。
何故かというと、俳句は俳諧の発句が独立したものだからです。

俳諧は何人かの人が一座に集まって順繰りに句を詠んでいく文芸です。発句はその幕開き、いわば乾杯の音頭に相当するもので、それを任されるのが一座の長老、主客です。ですから一座への時候のご挨拶がどうしても必要になるわけです。しかもその季節、座敷、庭、の風景を当意即妙に詠みこむことが要求されました。それが現代の俳句に継承されていますから、正に今の時候にあった季語(当季という)でないと読者の方が白けてしまうというわけです。(私は別にそんなことないですけど、一般的にはそうだそうです。)

ですから自分の好みの季語ばかりにこだわっていてはいけない。私は今までその傾向があったのですが、ユーキャン講座で厳しく戒められています。

今テキスト2巻目に入りました。今後は作成日時付きで課題提出が義務づけられているので、当季に合わないと「不可」の評価になりそうです。

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季語は単なる時候のご挨拶という意味以上に、季語の持っている意味を通して作者と読者が感動を共有するという重要な役目があります。(これを季語の本意という。季語の持っている美的イメージのこと。)

ですから、常に歳時記で本意を確認して使わなければなりません。
さて、季語には3種類あるということを今回の講座で初めて知りました。この分類は江戸、芭蕉の時代に認識されていたそうです。
平安時代の和歌以来の季語⇒縦題季語
和歌、連歌俳諧へと時代を貫いて受け継がれてきた伝統的な季語のこと。だから、縦型と呼ぶ。
例。花、鶯、紅葉、月、雪、春雨、春風・・・・
②江戸時代、俳諧の発句に取り入れられた俗言(=日常語)⇒横題季語
俳人の横のつながりで共有されているという意味で横題という。)
例。大根引き、寒菊、山茶花、相撲・・・
③明治の正岡子規以降に取り入れられた季語⇒新季語
ここで注意すべきことは縦型季語の本意。伝統ある季語なので厳密な本意がある。例えば「春雨」=春に、しとしとと降る雨、「春風」=春にそよそよと吹く風
現在、大歳時記によれば季語は2万3千ある。

江戸の時期には、縦型季語は600個、横題季語はわずか1000語ですから明治以降の新季語は膨大な数です。

・宙返り空どこまでも春の色

花クイズです。

路傍に咲いていました。

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レジリエンス

朝日新聞付録の雑誌「スタイルアサヒ」に「レジリエンス」という題名の連載が載っている。レジリエンスとは、要するに逆境に対する身体や心の抵抗力、回復力のことで、米国では知識や能力よりはるかに重要視されているようである。

政治家や経営者が謝罪会見で感情をあらわにすることなどは、レジリエンス欠如とみなされる。

同雑誌3月号(帝京大学医学部・新見正則氏)から

レジリエンスはちょっとした挑戦の連続で鍛えられます。日々の鍛錬がレジリエンスの向上につながるのです。」

体のレジリエンスは、例えば散歩、体操、ランニングなどの運動習慣、知能は数独などクイズ、俳句を最低一日一句など、メンタル的には逆境に耐える精神作り(後述)で向上する。

「逆境に強い身体や心は一朝一夕には作れません。心の病、感染症熱中症、冷え症、空腹、がんなどレジリエンス的思考でいくと合点が行きます。

平穏無事が未来永劫続くのであれば、レジリエンスを鍛える必要はありません。しかし、多くの場合必ず逆境は訪れます。それを、たいした障害と思わずに乗り越えられるか、とんでもない障害と感じるかかは、日頃からちょっとした挑戦をしているかどうかにかかっています。以下略」

メンタルトレーニング(大阪体育大学土屋裕睦氏)

家族、職場の人間関係の悩み、試験や習い事の発表会、披露宴スピーチでのプレッシャー、スポーツ選手の緊張など、の克服を目的とするメンタルトレーニングはレジリエンスの向上に大いに役立つものと思う。

「Ⅰ.リラクゼーション

まずは、緊張や「あがり」など自律神経によって支配される心を自分自身でコントロールできるように訓練する。

①漸進的弛緩法

意識して筋肉に力を入れた後緩めるという動作を繰り返す。

両肩上げ⇒ストンと落とす。目をぎゅっと瞑って真ん中に寄せ弛緩。手をぎゅっと握って緩める。

②深呼吸

1,2,3で吸う。息を止める。4~10で吐く。

自律訓練法

目を閉じて膝に両手を置き、膝の熱を感じる。心が落ち着いてゆく感じを味わう。そのままⅡへ移行する。

Ⅱ.イメージトレーニング

本番の様子を繰り返しイメージする。自分が行っているイメージ(内的イメージ)は実力をつけるのに役立つ。自分が行ってるのを観客の視点で見ているイメージ(外的イメージ)は実力発揮の効果がある。」

試してみてください。

・庭越しに讃美歌聞くや沈丁花

・水汲んで山路の春を疑わず

 

 

いつも行くショッピングモールのペットショップを何カ月ぶりかで覗いてみました。なんと、子猫の売値64万と52万!!!数か月前に、40万の値札を見てたまげたたまげたと騒いだばかりなのに。

こんな小話を思い出しました。

亭主「俺と犬と一緒にはできないだろう。」

女房「そりゃできやしないさ。」

亭主「そうだろう。」

女房「犬は高く売れるもの。~」

かみさんに、私と猫とどっちが大事?と聞かれたら返答は熟慮を要する。

「もちろんおまえだ。」などと手拍子で答えようものなら65万円のネックレスをねだられる羽目になるかもしれないし、猫と答えようものなら今夜から野良猫になる。

花クイズです。かみさんが買ってきた鉢植えですが、私は名前を知りませんのでよろしくご教示くだされ。

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・もう春はそこまで空と野の光

・早春のせせらぎ響く散歩道

3.11・・・

3.11に黙祷を捧げる。

さらに、次の新聞投稿をシェアしたい。

朝日新聞3月11日「声」 49歳男性

「次の原発事故が不安でならない

ー略ー、忘れてならないのは、福島の事故は「想定外」の自然災害が引き金になり、人間による制御が出来なくなったことである。

日本は災害大国である原子力規制委員会がどんなに規制を厳しくしても、原発事故が飽きない保証はない。ひとたび原発事故が起きれば、制御が非常に困難になるという潜在的リスクを常に抱えているのだ。はたして、次の大災害で本当に原発事故は起きないのか。

ー中略ー次の原発事故へのカウントダウンが始まっているような気がして不安でならない。」

この投稿で指摘されている通り、原発事故は想定外であり、制御不能であるということである。そして起こってしまうとその地域は半永久的に居住者不在の不毛地帯になる。いくら国が帰宅解除の号令を掛けても、人はその危うさを見抜き従う人は少ない。

3.11クラスの大災害は過去の日本人は何度も経験してきた。そして、何事もなかったかのごとく復興して現在の文化文明を築いている。だから今後起こる大災害に際しても、一時的な人的物的損害は莫大だろうが、必ず復興する。

問題は付随する原発事故だ。勿論、平常時でもチェルノブイリの如く大事故は起こりうる。これらが、事故当事者の目の黒いうちにうまく事後処理されて現状復帰したケースはないではないか。ということは将来の大事故の時もアウトであろう。

機械には必ず故障、事故が起こる。一般に、生起しうる事故の「想定」はあくまでも経済的合理性を失しない範囲のものだから、想定外の事象はちょっとした大事故なら簡単に起こると思っていたほうが間違い無い。

・やはらかき風の野に伏す弥生かな

・いち早く光届きし蕗のとう

・行く道や朧の風に吹かれおり(合作with志月様)

ミモザの花

また、2月の再来のような寒の戻りですが、読者の皆様健康にお過ごしでしょうか。

座の文芸における発句(=現代の俳句)は必ず当季のご挨拶が付きものなので、今朝はそれにならってみました。

さて、前回の花クイズでミモザの花を出題しましたが、この花はどんぴしゃで当季も当季「3月8日=つまり昨日」に合致していたことが分かりました。

朝日新聞の記事によれば、3月8日は「国際女性デー」、つまり「女性の権利を守り、女性の可能性を最大限に発揮させることに思いを致す日」だそうです。そしてその象徴が、なんとミモザの花だったのです。

ミモザの花は豆科の常緑高木で春に黄色い球状の花を咲かせます。正に今が旬。イタリアではこの日、女性へミモザを贈る風習があり、近年は日本でも広がりを見せているそうです。

そこで当ブログ子も、世の女性読者に敬意とますますのご発展を祈念してミモザを捧げます。もっとも昨日の新聞画像ですけどね。とりあえず、気は心で。

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ところで、その一方で同じ日の読者投稿欄には、「女性を優遇しすぎじゃないの」という投稿がありました。21歳の男性。

確かに最近の若者は男女を問わずひところより冷遇され、未来の希望の乏しい生活をしいられているので、飲食店や映画館の女性優遇、東大の女子学生家賃補助などに噛み付きたくなる気持ちは十分分かりますね。老人入場料割引なんかにも内心快く思ってないかもしれません。

これに対する同投稿欄での賛否両論はそれぞれの立場をふまえた納得できる論に見え、双方が納得できるようになるにはいま少し時間がかかることになるでしょう。

・差別なき心に咲きぬ花ミモザ

・ひと刷けの雲吹かれおり花ミモザ

俳句(7)

●蕪村と一茶

ユーキャン俳句入門講座 俳句読本から。

私たちの知っている江戸の3大俳人といえば、芭蕉、蕪村、一茶です。

蕪村は芭蕉没後22年目の1716年の生まれ、一茶は蕪村が40台のころ1763年の生まれです。3人とも全く異なる個性ですから、現代の俳句愛好家による好みもバラけるかも知れません。

芭蕉については一番よく色んなところに書かれているので誰にもポピュラーであると思われます。ご存知のように作風はわび、さび、輕みの作家ですが、蕪村、一茶は全く異なります。

蕪村

蕪村は一言で言えば絵画的。映像が目に浮かぶような作風です。江戸の時代の蕪村の評価はあまり高くなっかたのですが、明治になって例の正岡子規によって非常に激賞され一躍ポピュラーになったという経緯があります。子規は俳諧から発句を独立させて俳句としました。そして、俳句はどうあるべきかの指針を指し示しました。それが写生句です。

つまり、頭で考えた観念的な句、理屈っぽい句、逆に単なる報告的な内容の句を厳しく戒め、自然を写し取る「写生句」を推奨しました。その思想のベースになったのが蕪村の作風であると思われます。後に詩人の荻原朔太郎も蕪村を礼賛する書物を書いています。

・菜の花や月は東に日は西に

・不二ひとつうづみ残してわかばかな

・牡丹散て打かさなりぬ二三片

・朝がほや一輪深き淵のいろ

月天心貧しき町を通りけり

また絵画的であると同時に浪漫的でもある。

・ゆく春やおもたき枇杷の抱心

さみだれや大河を前に家二軒

子規は花鳥風月だけでなく蕪村の人間を詠むのにも長けた俳人と評価しています。

・青梅に眉あつめたり美人かな

・身に入むや亡妻の櫛を閨に踏

荻原朔太郎が激賞した句

・愁ひつヽ岡にのぼれば花いばら

一茶

俗語を使いこなした一茶

蕪村も一茶も世に認められない厳しい現実と孤独にさいなまれた人生でしたが、蕪村が厳しい現実をそのまま詠むことはしなかったのに対し、一茶は自分の周りで見たり聞いたりした体験を基にした大胆な表現の句を作りました。

・これがまあつひの栖か雪五尺

・雪とけてくりくりしたる月夜かな

一茶は、子供や動物など、弱いものやちいさいものにも絶えず目を注いだ俳人でしたが、それは俗語のような、ありふれた日常を新鮮な目で見直し使いこなすということでもあった、とテキストでは書かれています。

一茶の日常は晩年、死に至るまで悲惨そのものであったといわれています。最後は不自由な土蔵暮らしの中で65歳で死を迎えるのですが、それを感じさせない言葉使いの句で芯の強さが存分に感じられます。

・我と来て遊べや親のない雀

・痩蛙まけるな一茶これにあり

・蟻の道雲の峰よりつづきけん

・大蛍ゆらりゆらり通りけり

●講座第2回目の課題提出

提出の時期ですが、苦手な課題が含まれているのでまだどうしようか迷っています。前回同様3句提出ですが、今回は①上5に「や」②下5に「かな」③下5に「けり」の句という条件付。②、③についてはこれまでほとんど作ったことがなかったので、急遽この数日考え込んでいます。読者諸氏のブログから今回もヒントをもらって次のような候補句を作ってみました。

博士の菜の花から

・菜の花やぬっと顔出す親子連れ

スフレさんの詩から

・初音までお国訛りの稽古かな

「黙しけり」という語が俳句で適当なのか気になっているので、プロの評価を伺ってみようと思いました。(志月さんの雪の句から)

・花吹雪句帳を閉じて黙しけり

テキストに従い、当季「春」に見合う季語を使っています。

●花クイズ

後ろを向いた白っぽい花もありますが、これも如何でしょうか。またもボケ画像で申し訳ありません。

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健康長寿・つるし雛

●平均寿命

5年ごとに行われている平均寿命が発表されました。2015年現在の値です。

男性:80.75歳 女性:86.99歳

5年前に比べ、男性+1.2、女性+0.69。いずれも世界最高値。生活環境は下向きなはずなのに、ものとせず長寿街道を驀進。なんとも健気な日本民族です。1900年ごろには、男女とも43くらいだったと書いてあるから、すごいものです。確か明治の新聞記事に「40過ぎの老婆」の表記を見つけ感無量になった記憶があります。そういえば、「今年60のおじいさん♪」なんて歌もありますね。いまや、おじいさんは75(高貴高麗者)からです。

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私の在籍した会社から毎年のOB物故者の知らせが来ますが、みてると年々平均値が上がっていくようです。こちらはざっと見て85くらいだから、全国平均よりかなりましです。あんまり働かなかったのかな。

・万緑や踏み出す一歩喜寿近し(6・28です。)

●指ヨガ

京都からきた友人と話をしていて、指ヨガというのを盛んに進められた。一言で言うなら、指もみ、手の平指圧です。これが、普通のヨガと同じような効果をもたらすという話なので摩訶不思議。進められて、10本各指で行ったら、その場で首の回転がよくなったような気がした。別に借金があったわけではありませんが、横を向くとき首だけ回すのが難しかった。それがいっぺんに解消して、運転時のサイドミラー確認がスムースになるというご利益に預かりました。

あくる日、コンビニの週刊誌売り場を覗いていたら、なんと指ヨガの本があるではないか。勿論、即お買い上げ。

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なんと指もみで体のあらゆる箇所の不調に効くらしい。ほんとでもうそでも別に全く害はないので、暇なときはひたすら指ヨガを試すことにした。今日で3日目。まだ続いています。体調良好(みたい)。内容はこんな感じです。目次から。

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指ヨガだけで足の開脚も改善。

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●つるし雛

市役所ロビーで今の時期毎年つるし雛の展示会が催されます。確定申告の受付場所と同じなので必ず遭遇することになります。なかなかの圧巻です。

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これは普通のお雛様。

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・ひな壇をおりて麗しつるし雛

・吊るされて蛸も金魚も雛のうち