臨死体験

典型的な超常現象の一つに臨死体験がある。要するに死に瀕した時にみる映像である。

こういう現象は稀ではなく頻繁に起こっているんだという論文、著作が出て以来、これが意識不明中の単なる脳の幻覚なのか、あるいは本当に死後の世界を垣間見たのかについて激しい論争が巻き起こって、現在も続いている。

 

数的には幻覚説が優勢のようである。特に医者の場合はほとんどが脳内幻覚説だろう。

 

20年前に、このテーマを評論家の立場から非常に幅広い事例の収集と多くの専門化への取材を通して徹底的に追求した「知の巨人」がいた。→立花隆。この人の著書「臨死体験」はこのテーマに私見を交えず客観的に論じた初めての好著だった。このなかでは多くの専門家の見解を紹介している。

 それらは脳内幻覚で解釈できる事例がほとんどとのことが、なかにはそれでは解釈不能の事例が確かにあり、今後の医学の進歩で幻覚説で解釈可能になるのか、あるいはそれが不可能のまま残って、死後生の客観的証拠になるのかは今後の推移をみなければ分からない、というような結論だったように思う。

 

ところで最近、幻覚説を一気に否定する強力な脳外科医が現れた。米国の著名な脳外科医で、自身の経験した臨死体験に基づく見解である。その見解は①臨死体験は幻覚ではない②したがって死後生が確かに存在する。というもの。これが現役著名医師の発言だけに一大センセーショナルを巻き起こし、その著書は米国でベストセラーになった。著者への独占取材を日本のTV番組「アンビリーバボー」で放映しているので、その記事を見てください。人生観が変わるかもしれません。

http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/131128_1.html