めまい(2)

耳鼻科での診断は「良性発作性頭位めまい症」。内耳からはがれたごみの小片が3半規管にまぎれこんでバランス機能に悪さを及ぼす病気で、めまい症の大半はこれらしい。メニエル病等の悪性のものでないことの決めては、難聴、耳鳴り等が付随してないこと。

 

生まれてはじめて耳鼻科にかかったので、耳鼻科医のいろんな手法や道具が新鮮で興味深かった。

 

いきなり耳を覗いて、見えない、といわれたのにはびっくりしたが、結局70年分の耳垢がたまっていたせいで、これを搔き出してもらったら、正露丸ほどのものが2個も3個も出てきたのには医者も当方も驚いた。しかし鼓膜の性能はすごいもので、掃除の前後での聞こえ方には全く変化はない。

 

聴力検査は、低音~中音域は正常、高音域が若干劣るという高齢者特有の状態でまずまず。

 

一番面白かったのは飛行士のつける風防めがねのようなものをつけてやるめまい検査の道具で、これを装着していろんな体位をとって目がまわっているかどうか調べるというもの。それで治るのにどのくらいかかりますかと聞いたら、早いと1週間以内、永いと何ヶ月のオーダー、それでだめなら大病院を紹介するとのと。

 

とりあえずめまいの薬5日分を処方された。これを昨夜一回飲んでみたら、気のせいかも知れないが、ゆれてる感覚が即座に収まり、夜中や朝になっても寝返りや立ち上がったときの目の回る症状が出てこない。こんなに即効があるものか半信半疑なので、どのくらいの負荷でだめになるのか試すために今朝掃除洗濯その他気の付いたことをやってみたが、時折のフラッとする感覚以外今のところめまいは出ていない。

 

ところで、ジェネリック医薬品を薬局でどうかと聞かれたので試してみた。こっちのほうが安くて、効果は同じなのでお得だ。