このごろでは、「暑さ寒さも彼岸まで」という諺は通用しなくなったようだ。
今日の東久留米は、最高気温予想3度の霙!、冬服再登場だ。
一般にこの時期の曇天・雨天は菜種梅雨といい、季語として使い古されているが、ある気象予報士によると、実際にはもうすこし季節が進んでいるとのこと。それで、この方は季語にも詳しいらしく、今の雨を「残花梅雨」と命名された。
初めて聞いたが、たしかに「残花」という季語は存在し、たくさんの句が作られている。
「息遣い」などという粋な語は、さすが現代を代表するプロの俳人だ。
残花梅雨は週明けには解消するとの御託宣。
また、この時期、心理的にも鬱陶しい。2年前猫が心臓病で身罷ったからである。
・天罰か霙まじりの残花梅雨
・温暖化花散る後の霙雨
・彼岸花猫抱く写真床の間に
・喜寿近し霙まじりの菜種梅雨