なでしこ

残念でした。米国の研究成果が出ましたね。

米国は過去に大失敗を喫すると、本当に合理的に学んで二度と同じ轍を踏むことがない。

あたかも、真珠湾で日本の航空機攻撃の威力に衝撃を受け、そこから学んで戦艦から航空機主体に切り替えたようなものだ。日本がまだ時代遅れの巨艦主義にしがみついている間に。

4年前のW盃が真珠湾の敗戦。その敗戦から学び、ヴァンクーバーで、太平洋戦争のときみたいに日本を徹底的に打ち砕いた。

とまあ、これは冗談みたいな連想にすぎないが、実は「なでしこ」は日本での惨めな境遇にもかかわらず、本当によくやった。なぜ惨めかって?

なでしこリーグというプロの制度が一応はありますが、人気カードの試合でも観客は数千人に過ぎない。人気カードの試合でなければおして知るべし。実際、今回のなでしこ選手でさえ、サッカー以外の兼業で生活せざるをえぬ人が半数もいるとのこと。

一方の米国はといえば、数億円の年収の選手がごろごろ。第一競技人口が違う。米国数百万人に対し、日本では?わずか3万人!

これでは、戦前の米国野球大リーグ選抜に対する発足間際の日本職業野球チームのようなものだ。決勝に残ったこと自体奇跡の偉業なのです。帰国便はチャーター機を借り切るとかきちんと処遇してやらないとかわいそうだ。爪の垢を溜めて、男子の代表に飲ませること。

・大陸の動くと聞きて夢に見るハワイのリゾート地続きになる日

丸山が訴え なでしこの現実(2015年7月7日(火)掲載) - Yahoo!ニュース