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旅行(2)

熱海の温泉宿にも一泊してきた。

すごい坂の町、海を見下ろす景観は壮観。

JTBに行って、熱海で一人1万円の安宿はないかと聞いたら、即座に「ニューフジヤ」です、といわれたそうで、この業界では名の知れた宿なのだろう。

外観は決して安宿という感じはしない。ロビーは広くてそれなりに立派だし、売店、カラオケ、マージャン、卓球と温泉につき物のハードは揃っている。

ではなぜ安く出来るか。わたしの見るところ、対面サービスを徹底的に排除しているからと見た。実際従業員と面と向かって言葉を交わしたのは、受付と清算の時だけである。あとは、とにかく流れ作業。

ひとくちに流れ作業と言っても、5百、千人となると大変である。例えば夕食サービス。ビュフェだから個別配膳よりは簡単だろうが、この人数を手際よく裁くのは神業に見える。食堂のテーブル数は優に百個を越えるところへ満席だから、一時に500人以上は入っている。しかも一時間毎の3回に分けて入れるから総勢千人はいっているだろう。それをなんの渋滞もなくスムースに裁くシステムは圧巻というほかない。勿論それに従う客の協力があってのことだが、正に日本だ。かなりの数の中国系の客も混じっていたが、最近ネットでうるさく言われているので、さすがに郷に従う姿勢が見え、トラブルは感じられなかった。

食材にはきちんと配慮している。ビュフェながら蟹とか寿司を盛りだくさんに提供しているのは見上げたサービス精神。大浴場、露天風呂は勿論しっかりしている。

その分客室はお粗末な面が散見される。たとえば洗面台のひび割れがパテで修復たままのむき出し。寒々とした客室の浴室等。しかし、宿泊料金を考えればなんてことはない。総合点は軽く合格。

冬宿の蟹に列なすビュフェかな

ロビーに総理大臣賞のひな壇が飾ってあった。

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