平均寿命ランキング

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今年の平均寿命の国別ランキングが出た。ネットを見ると、日本が順位を落としたことが結構驚きの話題となっている。

1位は男女とも香港。もともと医食同源の思想がある上に、喫煙率が非常に低く、生活レベルも平均以上であることが功を奏している。何よりも、人口わずか720万というのが有利な点だ。人口が1億を超えるような「大国」は、寿命を押し下げる低レベルの階層が存在する傾向にあり、国としての高平均を保つのには不利だ。

ランク入りした国の人口を見ると、香港720万、アイスランド32万、スイス8000万、日本1.3億、シンガポール540万、スペイン4600万、韓国5000万。日本の1.3億が群を抜いていて、これだけの人口を抱えながら国平均値を高く保っているのは特筆ものだ。理由は色々あるだろうが、黄色人種で紫外線に強く、また寒さに強いという遺伝的要素、大部分が健康志向、国民皆保険などだろう。しかし将来格差社会が著しくなると、寿命を押し下げる階層がおおきくなりかねない。

言うまでもなく、米国はジャンクフード階層、ロシアはウオッカが平均値を押し下げている。

ピアニストの中村紘子さんが72歳で亡くなったとの記事が今日あったが、平均寿命より15年も若く、実に残念である。