昨日は、毎月オカリナでご機嫌窺いに通っている有料老人施設を訪問する日でした。
建物が民家風なのが特徴で、庭が広くて前の借景が林という自然環境に恵まれている。
建て地は山の斜面を利用しているので、地下を含め3階建てと見た目よりは結構広いです。
この施設の入居者と通いの利用者は全て認知症の方々です。
ボランティアに行くと必ず昼ごはんをご馳走してくださり、しかも皆さんと一緒の席で頂くので双方向の交流が出来るという点、訪問者にとっても得難い経験になります。
この施設のすごいところは、施錠などの囲い込みを一切しないこと。だから職員の目配りは鋭く、それでいてやさしさ暖かみが我々部外者にも伝わってきます。エレベーターにも暗証番号が一切ないので、出入り自由。
認知症者の鉄道事故の裁判が以前ありましたが、あの前後で施設の運営方針に変化の様子は見えなかった。内心では大いに気にかけておられるでしょうけれど。
社会全体で支える制度が必要と政府も騒いでいましたけど、今きちんと検討始めているのだろうか。