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写真俳句

写真俳句というジャンルがあります。デジカメの風景写真にイメージを膨らませて俳句を付ける。10数年前、作家の森村誠一氏の提唱された世界です。

森村氏の言葉を借りると、写真と句が融合して化学変化を起こして別次元の世界を創出する、そんな魅力的な可能性を秘めた分野だそうです。

森村氏の出版物、「写真俳句の旅」、「写真俳句の愉しみ」を見て、私もその魅力に取り付かれた一人です。

一番感銘を受けたのは、俳句に於ける小説家の言葉使いや発想、イメージの展開が実に豊かであること。この点では、申し訳ないが純粋培養の俳人を遥かに凌ぐものがある、と私は感じました。たとえば、最も気に入ったのは次の作品です。

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写真俳句の愉しみ スパイス社 森村誠一著から

一般に俳句は一種の枯れた世界のイメージが定着しているが、この句を見て大きな間違いであることを悟った。また、この写真からこういう連想を醸し出すのは小説家ならではの発想力と思います。こういう世界に少しでも近づけたらとの思いで句を作り始めましたが、私は小説家でないので最初から無理筋でした。叶わぬまでも一太刀の願望で私も挑戦してみます。

題は今月の猫(カレンダー写真)

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・煩悩を猫に見抜かる秋の暮れ

・見透かされ虚しく笑むや猫じゃらし

・無邪気な眼本音隠して猫じゃらし

おまけの句

・古傷の疼く余生や除夜の鐘

この写真俳句、俳句素人の芸能人を呼んで来て、写真に句をつけさせるTV番組で人気になっているので、写真俳句のエッセンスは意外と巷にポピュラーになっているかも知れません。全国的に広がっていると見えて、写真俳句全国大会も何度か企画されいます。今回は四国松山市、テーマは海です

matsuyamahaiku.jp

応募締め切りは来年1月9日。まだ間があるので海に近い方出してみては如何ですか。ビギナーズラックで案外いい成績かも。「季語にとらわれず・・」とありますから、間口は非常に広くなりました。「写真と俳句の組み合わせで海を、写真または俳句で連想させる」と言う点だけ守ればあとは自由です。ただし、入賞すると松山まで行かなければならないので気をつけてくださいね。(笑)

●ウサギマンさんへ。

少年にぴったりの標語を見つけました。ウサギマンさんと「少年」にプレゼントします。

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「心が素直なら逆境さえ順境に変えてしまう」

素直で大きく柔らかい心、逆境にあってもそうした心を失わない人は、それだけで大きな財産をもっているのである。