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オカリナでボランテイア

パソコン教室としてお世話になっている公民館から、次回の館報に載せる原稿を依頼されたので書いてみました。

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   オカリナでボランティア

オカリナを始めてかれこれ20年になる。我ながらよく続いたものだと思うのだが、実は勝手にやめられないわけがある。施設へボランティアの演奏に行くと、次は何時来てくれますかと約束させられるからである。すると、新しいレパートリーの練習を続けざるを得ない。

行く場所は2箇所、いずれも月1のペースで特別養護老人ホーム認知症専門の施設。両者で環境は全く違うのだが、大事な共通点がひとつある。それは、歌うことが大好きということ。オカリナで知ってる歌が流れると、声を出すことに飢えているかの如くに歌い始める。あとで職員から、お陰でオカリナのあとみんなとても穏やかになりました、と聞くと訪問が多少は役に立ったかなと嬉しくなる。

ところで、日本人がオカリナを好む理由、それはオカリナ特有の郷愁を誘うなつかしい音色にあると思う。だからレパートリーは唱歌・童謡、歌謡曲ならフォーク、ポップス以前の昭和20、30年代のものが中心になる。

しかし、こんなオカリナへの湿った思いは日本特有のもののようである。

事実、オカリナ発祥の地イタリアにおいては事情が異なる。好まれるのは、オペラのアリアやカンツォーナの様な朗々とした演奏。音色もイタリアの土がそうさせるのか明るい感じである。ところかわれば受け取り方も違うの一例だろうか。

ちなみに、オカリナの語源はイタリア語のオカリーナ、「かわいいガチョウ」の意味である。そういわれれば、楽器の形が水面に遊ぶガチョウに似てないこともないから、イタリア人もなかなか粋なところがありますね。

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・一病を息災と思う小春かな

・秋暮れて終わりなき旅千の風

・武蔵野の枯れ野の月や影もなし