新聞から

朝日新聞読者の投稿「声」欄にまたしても福島を中傷する子供の言動についての投稿があった。「福島県民はばかだ」、「福島県民は奴隷だ」という子供がいる、というのです。これは、この投稿者が言われるように、完全に裏に大人がいる。だから根が深い。

 

私は大抵のことには寛容ですが、因幡の白兎みたいに、傷口に塩を塗りたくるような行為には我慢できないので、こういう話を聞くと一言言いたくなる。

 

「ばかだ、奴隷だ」という意味は何でしょう。大都市の電力供給のために自分たちは犠牲になって、奴隷のごとく危険な原子力発電を容認しているということでしょうか。

 

では、同じ朝日の記事のこれはどうでしょう。原発高速増殖炉もんじゅ」の廃炉についてです。やっと廃炉は決定した。これには30年間3700億円かかる。いままで「もんじゅ」開発にかかった費用はなんと1兆円。

 

それでも、別の高速増殖炉の計画を立ち上げるのだそうです。ここにまた、兆のお金を費やすのでしょうか。これこそ私には、福島を揶揄した子供の言葉を借りれば、「危険な大馬鹿」に思える。福島どころか、日本全体がです。

 

なぜか。①原子力⇒科学技術、精神ともに未熟な人類に手の負えるものではないことをいいかげん悟るべきだ。②原子力発電なしで、電力足りてるではないですか。足りなくても、その範囲で暮らす工夫をしなければいけない。

 

同じ紙面に、五輪経費1.8兆円、これをどう工面するか四苦八苦の記事。

簡単でしょう。原発やめてさっきの1兆円をここへつぎ込めば、世の中平和に収まるのです。

 

東久留米は小春日和だった。市内を流れる小川の散歩道を散歩しているとこんな光景が。

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おじさんの、なんかわびしいお弁当風景で身につまされた。

その前の小川では、孤独な鴨もいて、お友達にしてあげたい気分になった。

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・しぐるるや孤食の人と鴨一羽

花クイズです。散歩の途中で見つけました。

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この彫刻、小川に面した庭先にありました。

「われ思うゆえに我あり」

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