俳句講座・第3回添削結果

3回目の添削指導が返ってきました。

今回の先生はなかなかお優しくて、総合評価が「優」でした。おだてられると木に登りそう。今回の課題は①当季の季語を使うこと(作成日時の明示)②や、かな、けりを必ず使うこと

1.うぐひすや声伸びやかに空の果て(3月25日)

評価=良

講評=「空の果て」はちょっとオーバーですね。空に消えてゆくとしてはどうでしょう。

添削句=うぐひすや声伸びやかに空に消ゆ

2.陽を浴びてますます白き辛夷かな(4月5日)

評価=良

講評=中7の表現がどうでしょうか。そこをちょっと変えてみます。

添削句=陽を浴びて白さなほ増す辛夷かな

3.海風に桜まるごと吹雪きけり(4月5日)

評価=良

講評=桜吹雪とか花吹雪という言い方で意味を為すのであり、桜と吹雪は分けないほうが良いでしょう。

添削句=海風に桜吹雪となりにけり

総評=切れ字は文字通りきる働きをする言葉であり、切るべき場所に用いる言葉です。切る必要のないところに用いるべきではありませんのでご注意を。

総合評価=優

次回第4回目の提出課題は①吟行をして作ること②2句は「や」を中7におくこと

③1句は、かな、けりを入れること。

吟行が大の苦手なので、まだ一句も出来ていません。当面4月末が一応の基準なのですが。

花クイズ

東久留米駅の裏に咲いていた。(前に出題した?)

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②知人の家の前に

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・梅雨近しますますダメな我が句見る。

・落ち花を集めて早し潮の渦

・風任せ流れに任せ花筏

・丑三つの柳頭を垂れにけり

・教会の窓に讃美歌風光る

・聖堂にオカリナの音や風光る