台風12号、奇怪な進路

●東久留米直撃、と手ぐすね引いて、やおら今朝の経路予報を見たら???

敵前逃亡もいい所で、左へ急カーブ東海、西日本はおろか九州を目指していますよ!

http://www.metoc.navy.mil/jtwc/products/wp1518.gif

●名古屋学1--社会学ーー

この記事を書くことにした理由は前回の記事参照。出典引用は

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・名古屋のタクシー

とても親切無比。会社名、名前を名乗る、行き先の復唱、長短に無関係。この本は20年前の古書だから、今もこの通りか分からないが、この前京都の帰り、名古屋での会合先に迷って、すごい近くからタクシー乗ったら、あそこに見えていますよ、といいながら満面の笑みで3分ほど乗車させてくれたので、少なくともその片鱗は残っている。理由は名古屋のタクシーの実車率が極端に低いから。つまり名古屋人が特別お人よしということではなく、単なる市場原理から発することある。トヨタのおひざ元なのでマイカー利用が多いのかもしれない。

・ただし、タクシー運転手との会話に注意

その愛想のいい運転手が一瞬不機嫌な顔を見せることがある。それはお客が中日ドラゴンズのファンでないことが分かったとき。名古屋人は、他県で何言われようが馬耳東風に見えるが、唯一東京に対する敵愾心はものすごいものがある。かといって、黄門様の印籠のように、名古屋の象徴的なもので目立つものはこれといってないのであるが、その中で唯一の象徴といえるものが名門中日ドラゴンズなのである。これは、RECOCAにもどえりゃーよう分かるでなも。名古屋人にとっては、中日ドラゴンズが巨人に勝ったかどうかがプロ野球のすべてなのである。(つまり、東京をやっつけたか否かが最大の関心事)

・東京、あるいは他県への屈折した心情(コンプレックス)

ここまでは、阪神、広島など地元の熱烈ファンと同じで珍しくもないのだが、問題はここからである。(ただし、強烈な巨人への敵愾心を除いて)それほどの熱烈なドラファンにもかかわらず、名古屋以外の地方に移り住んだ時の反応が鬱屈している。自分からは中日ファンであるとは決して表に出さない。これは芸能人が名古屋人であることを決して口外しないのと同じ心理である。口外したとたん、タモリの嘲笑の餌食になるのがオチだからである。唯一の例外が竹下景子。同じ理由でRECOCAはタモリのTVを今も決して見ない。そんなこと気にしないで堂々と振舞えばいいじゃないか、と理性では分かっている。でもね、それができないんですよ。なぜかというと名古屋人は基本的にシャイだから。もっとプラスの言葉でいうと、おっとりしているから。そういう気風をはぐくんだのは濃尾平野の豊かな気候風土である。

その辺の突っ込んだお話は次回以降にーつづくー

・今日の句。カメキチさんの「雑草」からヒント。「てふ」=「という」。意味は「よく雑草とひとくくりに呼ぶが、個々の草には名前がある。庶民個々に名前があるように。」「雑草」から受けるニュアンスに二面性があるように感じました。①踏まれても滅びない力強さの象徴、②個性喪失の象徴。カメキチさんの記事は①の観点、RECOCAの句は②に基づいて。

夕焼けや雑草てふ草などない RECOCA