今朝の朝刊(朝日)から

・忘れないうちに花クイズを出題しておきます。この花の名前は?

RECOCAは難問と思うのですが、うちの奥さんはそうでもないと言っている花。

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・翁長沖縄県知事急逝

沖縄の問題の動向を論じようというのではない。そうではなくて、がん医療に思うこと。報道によると、知事のすい臓がんが発見されたのは今年4月の人間ドッグによってであった。次のように書かれている。「4月に人間ドックを受けた際に精密検査が必要と指摘された。膵臓に腫瘍が見つかり切除手術を受けた。再発を抑える抗がん剤治療を受けながら・・・」つまり、この記事のニュアンスから受ける印象は、人間ドッグ受診時にはほとんど症状がなかったことがうかがえる。それが、摘出手術後わずか4カ月足らずで急逝!RECOCAにはこの一連の推移がどうしても納得できないのである。ピンピンしていた人間がなぜ4カ月足らずで亡くなるのか。がん医学はこれをどう説明されるのか。政界やスポーツ界でいまはやりのごまかしでなく、科学者らしくきちんと説明してもらいたいと思う。そうでないと、例の近藤誠さんのオーラが一段と光り輝くばかりである。人間ドックを受けたばっかりに命を縮める結果を招いた、という説もあるくらいですから。

・日本の科学の未来は?

そんな大げさなことを論じようというのではないですが・・。

アジアで科学分野のノーベル賞受賞国は日本だけである。ノーベル賞だけが偉いわけではもちろんないが分かりやすいシンボルなので一応目安にしておく。これが将来揺らぐだろうといわれている。2,30年前から指摘されているからそろそろそうなってもおかしくない。理由は単純ではっきりしている。博士課程への進学者が激減しているらしいからである。なぜか。研究者としての就職口が狭き門だから。博士号をとっても、非常勤講師や企業の非正規雇用で食いつなぐしかないとなれば、腰を据えて学問しようとは誰も思わないであろう。結局文部行政が近視眼にすぎるからであろう。結果をすぐに求めすぎるのは何事においても諸悪の根源だ。

今朝の「折々の言葉」を見てください。

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このくらい、おおらかな気持ちで、しかも身分の心配なしに学問に没頭できる環境を提供してやらないとだめだと思う。明治150年だから、先人の知恵をしっかり導入すべきだ。

今日の新聞によると、トランプ大統領も科学予算を削りまくっているようだ。やっぱり、と納得であるが、あと数年我慢していれば、彼は退陣してすべてが正常に戻るから心配ない。しかし、日本は心配。

それと、貧乏であると大学へ行けないという環境も深刻に思える。思い返すとRECOCAの幼少の時はむしろ逆で、貧乏人が一発逆転できる道が学問であった。そのため、天下の国立大学の受験、入学、授業料は安かった。その結果優秀な人材を集める母集団が今に比べて大きかったといえる。

こう考えると、日本の科学を取り巻く環境は、大学の出口と入り口で今深刻な問題を抱えていると思う。