名古屋

朝日新聞読者投書欄「声」に、昨日こんな投書が載った。

例の「最も魅力ない都市ランキング」に名古屋市が堂々の2回連続1位になったことについてである。こんな企画がはやること自体日本人があほになっている証拠だが、こんなものを天下の河村名古屋市長が気にされていることが一番の心外事項である。もっと自信をもって泰然としてもらいたい。

f:id:recoca1940:20181114071531j:plain

この投書子の質問にRECOCAがお答えしよう。

①まずこのアンケートでいう「魅力ない都市」の意味、定義は、「観光の魅力」なし、つまり観光の目玉に欠けるという意味である。住むのに魅力あるかないかは問うてない。

②だれが何のために決めたのか

誰が⇒知らないが、どこかのアホである。何のために⇒これが最も知りたいところだが不明。忖度すればこんなところか。つまり、観光魅力上位の場所へさらに観光客を引き寄せたい。日本人の付和雷同性を勘案すると、これは効果あるかもしれない。

次にこの投書子の述べている意見について。

①観光の魅力以前に、住民の暮らしがある。

その通りである。都市の魅力は住民が住みやすいかどうかの一点にかかっている。観光など関係ない。観光客の財布を当てにするほど、財政がひっ迫していれば別だが。名古屋は、日本一水道水が美味、濃尾平野で米は豊作(飢饉の経験がない)、トヨタや製造業のおかげで税収は十分。企業の経営は堅実、倒産に無関係。地価は安い。よって、日本一の住宅面積。つまり、名古屋市内で暮らしていれば何の問題もないのである。その証拠に他市、他県への移住が日本一少ない。過疎の心配など無縁ということ。名古屋市東部のある新興市は、移住したい町NO.1のアンケート結果がある。さらに付け加えれば、住民が観光したければ、トヨタの自家用車で隣接都市へ一時間も走れば用が足りる。だから無理して名古屋市内に観光目玉を整備するなど必要ないのである。

②河村市長は、観光の政策に力を入れはじめているようだが、私は疑念を抱く。

全くその通り。天下の河村市長ともある方が、このうろたえようでは次の選挙は危ない。観光政策など無駄遣いはやめて、さらなる住民福祉に財源を投入してもらいたい。

③観光に特化した結果、住みづらい環境を生む皮肉な結果につながる。

これを一番恐れているのである。

結論。河村市長、しっかりして。自信をもって下さい。