終活(結)は不得手

終活は未だ手付かず寝正月

という句を詠んだ。

実際この通りなのである。これは、単に終結と言い換えても同じだということに本質があると気付いた。

私は物事を終わらせる、つまり終結という行為が昔から苦手なのである。終活ができないのは、このことが影響しているかもしれない。当然「断捨離」とは無縁となる。

人は、終結の得意な人と不得手な人の二種類に分かれるのではないか。今まで長期に継続してきたことを物事をすっぱり終わらせる、つまり未練なくズバッとやめるのに、どうも未練たらしくなる方の性格である。

例えば、予告なく年賀状をやめる、明日からブログをやめる、友人関係を切る、ズバッと離婚する等々。

しかし10年のスパンで見ると、私なりにかなり頑張った。長年心の糧としてきたサークルの辞任がそれで、これは相当の心的痛みを伴った記憶があり、決してズバッと格好よい断捨離ではなかったが。

今またその決断の時期を迎えた。と思った。過去形なのは、優柔不断で一時延期したからである。それは演奏のユーチューブ投稿。もともと下手であることは置くとして、1年以上続けていると、音色そのものに飽きがくる。本人がそうなのだから、聞き手はもっとだろう。それに、出来る曲のレパートリーが減ったことも大きい。

「百万本のバラ」という曲をご存じだろうか。下手な演奏を一年以上我慢して聞いて下さったかたに感謝を込めて「百万本のバラ」を送ってこのプロジェクトを終わろうと思った。ところが、「バラ」からいろいろ妄想が湧き、そいいえば世界にはバラをテーマにした曲が結構あるな、ということから一応レビューしておくことにした。

さらに、ついでといっては何ですが、他の曲も録音してしまったので、ズバッと終われなくなってしまったという言い訳のブログ記事でした。つまらない独白にお付き合いくださりありがとうございました。

さて、バラに関係した曲です。

1.シューベルトの「野ばら」

2.ウエルナーの「野ばら」

3.マクダウエルの「野ばらに寄す」

4.百万本のバラ

まず今回は、シューベルトの野ばら。演奏は、RECOCAによるソプラノリコーダー。

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