春隣り

東久留米では結局夜だけのわずかな雪でした。明てみると、道路には積もることなく草や土のところに2、3cmの積雪。一雨ごとならぬ一雪ごとの春の鼓動を感じる夜明けでした。数日前、盆いっぱいに蕗の薹を収穫しました。

・盆に盛る大地の温み蕗の薹

・武蔵野の温む大地や蕗の薹

・雪積みて土の鼓動の音寂か

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今朝の朝日新聞コラムに、「医師の真心こもった説明」と題する経験談が載っていた。まだ30代の若い医師だったとのこと。「どうして今入院が必要か」、「リスクと大まかな退院時期」、「合併症が起きたらどうなるか」等々。どんな質問にも面倒がらずに答えてくれた、と書いておられる。

しかしこれは本当のことだろうか、RECOCAには半信半疑だ。自分には幸い深刻な状況で医者にかかった経験はないが、周りから聞こえてくる医者に対する評価は真逆だ。まだ歩いて行ける患者にがんの診断結果を伝えるのに、「あなたはがんの末期です。余命は9か月です。」事務的にこれしか言わない医者。何も聞く余裕もなしに追い払われるように病院を後にしたと・・。ちょっと以前は、家族を物陰に呼んで、「実は・・・」と告げるのが普通だったが、今やこの真逆だ。デリケートなコミュニケーション技術のない医者の大量生産。これが医学部の現状だ。それでいて家庭医を持てとTVや市役所のパンフで宣伝する。どこにまともな家庭医がいる。いるはずがないでしょう。大学で訓練されていないのだから。我々はどう自衛すればよい?