ボランティア心得

ある認知症施設でのボランティアミーティングで配布された「ボランティアの心得」

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月一回のオカリナ訪問ボランティアではとても「寄り添う人」にはなれそうもない。実はこの書類前年も配られていて、その時この項目がまず気になった。そして考えた末、自分のできる寄り添い方は、みんなの歌いたい心に寄り添うこと以外にないと悟った。つまり、歌ファーストであり、オカリナを聞かせるため、あるいは聞いてもらうために行くのではないということ。オカリナは歌の伴奏と思えばよい。これで訪問時のプレッシャーがなくなった。

次に、さらなるプレッシャーがなくなったのは「沈黙を恐れない」でください、というメッセージである。

間が持てない沈黙の時間を恐れて、たえずくだらない問いかけとかの話しかけは相手がつかれて迷惑するだけだからということ。まぁ、それはそうだろうと思う。認知症の人でなくてもそんなことをされ続けたら疲れる。多分大部分の男性はそうだと思うがとりとめのない話が苦手だ。意味のある会話にしようと思って、とっかかりを質疑応答の会話にしてしまいがちになるが、これはよくない。そのくらいなら、黙っていたほうが良い。黙っていることで相手は別に変に思わないし相手に迷惑もかけていない。これにはとても助かった。