♬遥かな友に

朝から恐縮ですが、「高尚な」子守歌風の合唱曲です。

遥かな友に。RECOCA究極のなつめろ回顧曲です。学生で合唱をやった人なら誰でも歌唱経験のある鉄板の定番曲だったのですが、今はどうでしょう。早稲田のグリークラブ出身でのちに作曲家として活躍した磯部俶という先生の作詞作曲。言い伝えによれば、グリークラブの合宿の時、急遽必要に迫られて寝床で腹ばいになりながら作詞作曲した曲だそうです。その後、昭和33年頃NHKの歌番組で全国メジャーになったといわれています。私の学生の頃には合唱の舞台でもよく歌いました。中学校の歌の副読本に参考曲として載っていますが、授業でやることはまずないでしょう。ですから、合唱サークルの経験のない方にとっては初見参の曲ではないかと思います。また、リコーダー四重奏曲に編曲されたのもありますが、合唱経験のない人にはあまり思い入れが起こらないようです。

息子が残していった1980年初頭の中学で使った歌の本「中学生のみんなの歌260 明治図書」にはしっかり楽譜付きで載っていました。

まず、歌詞。

作詞・作曲:磯部俶、唄:ボニー・ジャックス 他

1 しずかな夜ふけに いつもいつも
  思い出すのは おまえのこと
  おやすみやすらかに たどれ夢路
  おやすみたのしく 今宵もまた

2 あかるい星の夜は はるかな空に 
  思い出すのは おまえのこと
  おやすみやすらかに たどれ夢路
  おやすみたのしく 今宵もまた

3 さびしい雪の夜は いろりのはたで
  思い出すのは おまえのこと
  おやすみやすらかに たどれ夢路
  おやすみたのしく 今宵もまた

RECOCAのリコーダーソロで。

youtu.be

元祖、早稲田大学グリークラブの演奏。昭和38年の定期演奏会の音源。よく残っていましたね。およそRECOCAと同年代の方々が歌っているのでとても親近感がわきます。会場の、厚生年金会館ホールというのもすでに取り壊されて何十年と過ぎました。

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