●田舎の小~高、おまけに大まで同級の友人の訃報メール。これにヒントを得て俳句。ただし、「訃報メール」以外はすべて虚構フィクションです。こういうところが俳句の面白いところだと思っています。
・雪の夜の訃報のメール音静か
・春待たず白寿の友の訃報かな
・白梅のごとくに生きて旅立ちぬ
・安らげる昭和の家や冬ごもり
●詐欺へのお誘いはがき
締め切りが2月末日と書いてあったひと月前のはがきを無視したら、ご丁寧におまけのはがきが来ました。今度の締め切りは3月14日。文面は以下の通りです。
念のため文面を解析すると以下の如くなる。
①文面から、当方が訴訟の被告になっているとのことだが、もし本当なら、こんなちんけなはがきでなく裁判所から内容証明付きのいかめしい文書が郵送される。
②原告はちょっと言われたくらいでそんなに簡単に訴訟を取り下げたりしない。
③「総合消費料金」?こんな料金は存在しない。もう少し頭を使え。
④最終期日なるもの迄5日しかない。こんな重大な問題に最初からいきなり期限を切るわけがない。
⑤原告の名が具体的に明示されていない。「契約会社」、「運営会社」ではだれから訴えられているのかさっぱりわからない。
⑥出状者名が民事訴訟管理センターとなっているが、これは存在しないはず。もし実在の名称だったら、名前を騙ったかどで逆に訴訟対象になる。
⑦~裁判に欠席すると相手の言い分通り~、これは本当です。
⑧こういう料金未納問題の場合、クレジットにしろビデオ視聴料金にしろ交通事故賠償金にしろ、養育費未納等々いろいろあるが、まず裁判になるのは当事者間の話し合い交渉がよほどこじれた場合で、裁判に持ち込むこと自体が労多くして益が少ないから、お小遣い程度の金額でいきなり裁判に行くわけがない。
⑨執行官立ち合いで財産差し押さえ、とあるが、TVの時代劇の見過ぎではないか。こうやってとってくれたらどんなにありがたいことかと、逆に泣き寝入りしている人いっぱいいると思うよ。仮に裁判で勝訴してもお金を払わせるのは大変らしい。布団をはぎ取って持っていく執行官など時代錯誤もいいところ。
結論として、はがきの出状者への最も丁寧な受け答えは、何を言われても、「訴状を見ていないのでコメントは差し控えさせていただきます。」ほら、TVでよく出てくるでしょ、あれです。使わせてもらいましょう。