また桜が咲く

・桜を見るとまた一つ年取ったな~と思う。

昨年の3月23日にアップした「桜変奏曲」です。

youtu.be

・依頼原稿要旨

ある施設の機関紙に依頼された原稿要旨です。

「寄り添う人」

あるミーティングで、私たちボランティアは、家族でも介護職員でもない「寄り添う人」としてかかわりましょうという話を聞いた。実はこのメッセージは私のオカリナボランティアの姿勢を決定づけるものとして心に響いた。自分がこれを始めたころを振り返ってみると、とにかく自分の演奏を聴いてもらうことしか頭になかったように思う。しかし、数年がたったころ、これはなんか違うんではないかと思い始めた。利用者の様子を注意深く窺っていると、自ら歌っているときにとても深い感情に浸っている様子が見て取れた。これは他の訪問先でも同じだった。このことが分かってから試行錯誤的に歌の伴奏主体の時間を多くとるようにしてみた。しかしそれでもまだ何かもやもやした感じが吹っ切れなかった。そんな時、「寄り添う人になりましょう」の啓示を得て、初めて自分の方針に自信が芽生えた感じがした。つまり「私の寄り添うこと」とは、利用者の皆さんの歌に寄り添うことであるということ。言い換えれば、歌ファーストであり、オカリナは黒子である。分かってしまえば簡単なことで、ピアノのボランティアさんのしていることをオカリナでやればいいんだということである。これでようやく自分も「寄り添う人」の仲間入りができそうである。

・オカリナや心しみじみ春の歌

・ゆるゆると老ゆるも宜し春の宵

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