♪鈴懸の径

前回、灰田勝彦の歌った新雪をアップしましたが、灰田勝彦のヒット曲の双璧をなすのが今回アップする鈴懸の径だと思います。昭和17年の作品ですから新雪と同じころ、先の戦争の激しくなる直前です。

鈴懸の木とはプラタナスのこと。歌詞はとても簡単、7語のわずか4行で構成されており、メロディもこれ以上ないというような簡単なのですが深い情緒が感じられて、昭和のヒット曲になったのでしょう。サークルの友人に、カラオケでこの歌しか歌わない人がいました。

作詞 佐伯隆夫

作曲灰田有紀彦

鈴懸の径

1.友と語らん 鈴懸の径

 通いなれたる 学校(まなびや)の街

2.やさしの小鈴 葉かげに鳴れば

 夢はかえるよ 鈴懸の径

歌詞はこれだけです。

ここで歌われている学校とは立教大学のことで、校舎をはさむ通路が鈴懸の並木道になっているそうです。ちなみに、灰田勝彦は同校の出身。1982年に歌碑が建ちました。

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では、まずRECOCAのリコーダー。今回は、オランダの木製リコーダーです。25年くらい使い込んだ年代物です。

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まず本家、灰田勝彦の歌。

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鈴懸の径は多くの歌手がカバーしています。

倍賞千恵子、この歌手は何を歌ってもいいですね~。

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つぎに、めずらしい石川さゆりのスイング調鈴懸の径

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別の曲ですが、すずかけの道というのもあります。これは大御所淡谷のり子の歌。藤浦こうの作詞。こちらのほうが少し凝った感じの曲。換言すれば芸術性の高い曲。どちらかというと芸術性の薫り高い曲はヒットしないことが多いようですが、さて皆さまはどちらの曲がお好みでしょうか。

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