昼寝他

〇最近、20分の昼寝は健康維持によいといわれだした。

私のいた会社では労使協定で必ず横になれるスペース、つまり畳の休憩室の設置が必須だった。今考えてみれば福利厚生は手厚かった。畳の休憩室、社員食堂、理髪室の三点セットは必ず会社が用意しなければならかった。これは会社の場所が移転しても同じ。今もそれが生きているとは思えないが。当時昼休みには何人かの社員は本当に昼寝をしていた。若年であったRECOCAは、会社へきてまで昼寝とは何事、とばかにして休み時間は寸暇を惜しんで将棋に興じていた。時には弁当を片手に持ちながら。若気の至りとはいえ随分と不健康な毎日であったと思う。

さて今朝の天声人語から。

俳句に「三尺寝」という季語があると書いてある。歳時記を見ると確かにあった。職人や大工が現場で昼寝する情景を言ったものだが、この三尺には二つの意味がある。一つは三尺の狭い場所で昼寝には十分という意味と、もう一つは日脚が三尺動く時間だけ昼寝が許されていた、という意味があるらしい。

昔の句が天声人語に紹介してある。

・三尺寝覚めてあぐらの老鍛冶師 大島鋸山

そこでRECOCAも一句

・あばら家に憂き世忘るる三尺寝

・今日も又悠々自適大昼寝

〇朝ドラ

過去にNHKの朝の連続ドラマは全く見たことなかったが今回のはどういう経緯か忘れたが奥さんへのお付き合いで見始めて今も続いている。主人公のニックネーム、〇っちゃんが実はRECOCAの子供時代のそれと同じであったことも見続けている理由の一つ。このニックネームで今もRECOCAを呼ぶ友人が3人いて、一人はこの3月に亡くなった。この友人とは小~大の学校すべて同級だった。この前うちに電話がかかってきて、女房が受けたら、「〇っちゃん居ますか」。さすがに面食らったと思うが、間違い電話ですと言って切らなかったのは偉かった。