天城越えをアップしました。
この曲が特別お気に入りということはないのですが、オカリナ曲集「オカリナで吹く演歌歌謡曲・ヤマハミュージックメディア」に載っていたので練習曲のつもりで録音してみました。私の使用している安直な録音機では音量の適正化が十分にできなかったので、この曲は出来ればイヤホーンを使って聞いていただくと比較的十分な音量が得られると思います。
歌詞を見ると、天城山を超える愛人との逃避行がテーマです。小説でも伊豆の踊子とか伊豆、天城山を舞台にした物語がありますね。伊豆半島の真ん中は険しい山ですが周りの海岸寄りに温泉宿が数多く点在し、一種の隠れ宿的雰囲気のところもあって、逃避行の舞台としては最適地の一つといえるでしょう。参考のため歌詞を紹介しておきます。
作詞吉岡治
隠しきれない移り香が
いつしかあなたに染み付いた
誰かに盗られるくらいなら
あなたを殺していいですか
寝乱れて隠れ宿
九十九折り浄蓮の滝
舞い上がり揺れ墜ちる肩の向こうに
あなた・・・山が燃える
何があってももういいの
くらくら燃える火をくぐり
あなたと越えたい天城越え
口を開けば別れると
刺さったまんまの割れ硝子
ふたり居たって寒いけど
嘘でも抱かれりゃあたたかい
・・・・・
実は従来はここに歌詞を書くと著作権法に抵触し、実際に著作権協会から削除を求められて、頭に血が上ったブロガーが自身のブログ全部消去してはてなから撤退する例もあったそうです。そこではてなと協会が包括契約を結び(つまりはてなが個々のブロガー代表として協会に金を支払う)、はてなブログ上に限って歌詞を書き写してもお咎めなしとなったそうです。なので堂々と全文書き写しました。
歌手は石川さゆり。あとで石川さゆりの歌唱を紹介しますが(この動画についての著作権の問題の有無は不明)、特徴は歌詞の語尾を意識的に弱音で歌うことにより、激しい歌の内容を効果的に表現しています。本当はオカリナでもこれをやってみたいのですが、楽器の性能上できないのが実に残念です。
ではまずRECOCAのオカリナ。
バックの最初の画像4枚は、友人M氏の水彩画を拝借しています。国分寺の画廊での水彩画サークルの展覧会に毎年参加されています。