選挙他

〇いつの間にか世の中選挙モードになっている。参議院だから、この辺の田舎町までは選挙カーはやってこず極めて静穏である。市役所をのぞいたら期日前投票所がオープンしていたので気晴らしにやってみるのも面白そうだ。

〇市役所の門前に出ていた講演会の看板

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現役世代の年金?という表題であるが、これは何だろう。現役とは定年前(60前)のことと思うが、定年前に年金がもらえることになったのか?

年金にしろ何にしろ手持ち金を増やすには銀行預金以外の投資以外にないと思うが、そうすると株、投資信託、不動産投資、保険くらいしか思い浮かばないがこんなものは危なくてよほどの遊び金でないと近づくべきでないというのが八十路近くまで生きた経験による結論だ。生活費でリスクを冒すべきでない。講演会講師に成り代わって聴衆に忠告しておきたい。

〇きのう参院選挙まえの各党党首の抱負をNHKで放送していた。参院選挙の中心課題は年金と憲法らしい。例の金融庁の2000万円リポートで突然年金が争点になった感じだ。年金に2000万円上乗せした生活費というのはあくまでも生活水準の平均値のことであり、実際の年金額と手持ち資金によって額は各家庭千差万別であるはずだ。だから、総理に2000万円をどう思うかなんてくだらん質問をいまだにしているようでは先が思いやられる。(NHKの司会者)

一番知りたいこと、厚生年金がなく、国民年金もタンス預金も銀行預金も乏しい層にどう対応しますか、と直接ぶつければいいと思うのだが。総理はアベノミクスで経済を活性化させればすべて順調に回るようなことを言っているがこれでは全く不十分。第一経済活性化しても今や給与水準への反映はわずかだし、年金額への上乗せ(マクロスライド)はさらに微々たるもの、月何十円、何百円の世界だ。結局、アベノミクスでなく、資本主義のさらなる大修整、例えば北欧型への転換位の思い切った発想がないと乗り切れないだろう。スエーデン、フィンランドにできて日本にできないことはないと思う。

憲法

これも争点だそうだが、自分はこんなもの(自衛隊の明記云々)はどうでもよいと思っている。それよりも問題は国防の現状と将来について日本国民はどうしようと思うかということ。

現状は、安保条約で米軍の核の傘のもとにある。対価としてそれ相応のものを米軍に供与している。

たいしてトランプ大統領は、安保は不平等条約だから解消したいと非公式に内心を暴露した。ということは低確率ながら安保解消、米軍撤退ありうると思っておかなければならない。その時日本をどうしたいのかを国民はシミュレーションしておくべきだと強く思う。その意味でトランプさんはいいことを言ってくれたと思っている。

私の学生時代は安保反対の学生紛争の時代で社会、共産党が元気だった。その主張が近未来に実現するかもしれない今、同じ質問を安保解消論の政党に投げて、代案をぜひ聞いておきたい気分である。