ある外国(仏)のリタイアメント人生

お早うございます。私自身退職してから16年いわゆる悠々自適生活に浸っています。

今回のお話はある仏人夫婦の退職後の生活についてです。直近日曜に放映のNHKスペシャルからです。それがあまりにも日本にない環境と生活感情だったので、感銘をもって見入ってしまいました。

セーヌ川を出発点にしてヨーロッパじゅうに張り巡らされた運河を自作のボートで悠然と行き来する生活です。数週間の夏のバカンスというなら、なんとロマンティックなと共感できますが、自宅を売り払って残りの人生すべてを運河の船上生活にゆだねる、となると!このご主人はセーヌ川沿いの小さな造船所の職人として現役を送った方なので船と運河に特別の思いがおありであることが想像できました。セーヌ川を皮切りにいくつかの運河を巡って、一年をかけてオランダまでのんびりと時速8kmのセーリング。時間の流れが我々の感覚とは全く違います。

皆さんはこういうリタイア生活どうお感じになりますか。私は悪い癖で、すぐ現実的なことを考えて、待てよと思ってしまう。病気の時はどうするのだろうとか、夏はいいですけど、ヨーロッパの寒い陰鬱な冬はどう過ごすのだろう(寒くて船室に閉じこもり)とか、24時間何をするにも夫婦べったりで大丈夫かとか、第一結構な景色など一週間もすれば見飽きて、操縦の他にすることがなければどうなるとか等々・・。それに本当の老後、80歳以後はどうする。陸に自宅はない。船上で一生を閉じるつもり?

今日の曲はRECOCAのオカリナで、川の流れのようにです。川の流れに任せて悠々自適の一生を送りたい、の願いを込めて。去年の3月アップ。

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