と思って多少オセンチになりかけたら、また台風の襲来で現実に引き戻される。
東海上にそれるとのご託宣でほっと一息、再び深い秋を五感で感じるとしますか。
柄にもなく秋の詩なんですが、昔からこの詩に惹かれるんです。言ってることはごく単純なんですが、よけいなことをそぎ落として、かえって深いんですな～。
秋来る
空につばさの白いわたりどりが
ひっそりと渡ってゆくころになった
日にまし 冷たい風に
犬たでの花が 咲いてゆれる
亡き祖母の形見の花筒を出して
一人静かに桔梗の花をいけていると
暗い部屋の中に濃いむらさきの花は
歴史が残した数々の女性のように深い
ああ今年またしずかに秋が来る
私は何一つしてはいないけれども
心だけは 清くこの一年を生きた
空が美しく晴れた日がつづく
とおい地平線のうろこ雲
すすきの銀 かやのみどり
黒髪を解き ひとりたそがれの部屋にいると
月は東方の森に明るい
その深くうるわしき光には
永久の物語がある
ああ 今年また静かに秋が来る
私は 何一つ出来ないけれども
心だけは 乱さず生きようと思う
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・秋深し潮の香りの無人駅
しかし始めは海に面したみすぼらしい無人駅なのですが、自動改札が設置されると同じ無人駅でもグレードアップしたように高級な駅に見えてきます。
・秋深し自動改札無人駅
・秋詫びて笛に寄り添ふわらべ唄
・秋静か夜長に一人ギターの音
recoca
秋にちなんでだいぶ前にアップした曲。
秋桜（RECOCAのオカリナ）
赤い矢印クリックで音が流れます。
