めまいーその後

慶応大学医学部を退官された近藤誠という先生がおられるが、この先生の著作を以前から愛読している。

 

自らの立身出世を犠牲にし、医学会からの総スカンとパッシングをものともせず、ひたすら患者の利益のためドンキホーテのごとく猪突猛進された氏の著作は百%信用にあたいするものと信じている。

 

その著書中の一句「ほっときゃ治る、をいつも念頭に」を体調芳しからぬとき思い出すと、医者が、医者にかかるなと言うのだからこれは間違いないだろうと心が和む。めまいもこの精神でほっとけといわれるのだろうが、そうは言っても、当面なんとかしたいのが凡人なので、ネットで「9割のめまいは自分で治せる」と言う本を必死で探し出して熟読した。

内容はめまいを治す体操である。著者によって開発された手法で著者の病院で活用されている最新の情報である。日本ではまだ一般的でなく、私の行っている耳鼻科でも投薬のみでそんな指導はしてくれない。

早速きのう本に書いてある体操を試した。直後はなんとなく気分がよくない。が、そのまま大泉のパソコン教室講師に行く。講義中、目をキョロつかせるとやはり不快になった。

 

という状況下で就寝。ところがである。夜中に気が付いたら、最も不快に感じていた症状がきれいさっぱりなくなっているのに気が付いた。夢を見たのかと思ったが朝になってもやっぱり同じだった。これが継続するのかどうかは今夜寝てみないと分からないが、もしこの体操のせいだとするとすごい。めまいに苦しむ万人にお勧めの本だ。

追伸

寝返り時のめまいは解消したが、夜あるいは朝布団から立ち上がったときのはまだ続いている。