雨水

天水(あまみず)ではない。うすいと発っします。24節気のひとつ、2月19日がそれに相当する日。氷が解け、雪が雨に変わる頃の意。

どおりで、雨だか雪だか判然としないわけで、全く予報官にはお気の毒な頃合である。そこで一句。

・オカリナも音あらたまる雨水かな

オカリナといえば、最近めまいにかこつけて余り練習していなかったので、快気祝いにちょっとやってみたら、驚いたことに、以前運指とリズムが難しくてとてじゃないが出来なかったさる演歌がカラオケとぴったり合うように出来上がっていた。

ごくたまにこういうことがおきる。これをわたしはカレーライス効果(熟成効果の意味)と名づけている。生徒にもよく言うが、あきるほどやっても出来なかったら、少し冷却期間を置いてから、やってみなさいと。ただし、「あきるほどやる」ことが大前提。大抵の場合、大前提が崩れている。

今日の朝刊から

「外れ馬券は経費」

競馬の外れ馬券の購入費は「大量購入」に限って経費と認定。この大量購入が曲者で、この人は3年間に競馬予想ソフトで28億7千万円の馬券を購入、30億円あまりをゲット。1億3千万円(年あたり4千3百万円)儲けたことになる。

問題は馬券購入費が経費かどうか。経費なら税金は5千万円、よって税引き利益は年2千600万円。

経費でないなら大変なことになる。税金は5億7千万円。税金払うためだけに大金かけたことになる。最高裁までもつれ込み、どうやら経費を勝ち取ったようだが、脱税の執行猶予付き懲役のおまけ付きでは、勝どきがあがるかどうか、どうなんでしょうね。

 

それよりも興味あるのは、予想ソフト。独自開発ソフトだそうだが、過去の当たり数字の組み合わせから将来の当たり数字の組み合わせをはじき出すアルゴリズムが存在するのだろうか、ということ。現に勝っているという事は、存在するのでしょうね。よく1万円くらいでネットで売っているが、あの手のものはどうなんだろう。普通に考えれば、人に売らずに自分だけで使うと思うのだが。