SNSのほぼ百パーセントは社会と何の関係もないが、時として関心を呼び、火が付くととんでもない爆発力を発揮する。
これまでは中東など海外のことと思っていたら、最近は日本でも、世論の形成、社会運動の起爆剤として重要な役割を果たすようになったようだ。
昨日次のようなニュースが報じられていた。保育園の抽選に落ちたお母さんがツイッターで過激な書き込みをしたところ、瞬く間に色んな媒体に拡散して、国会でも保育園不足の議論がなされるに至ったというもの。
昔は大々的な組織的デモにならないと世の中の関心を引かないものだったが、今では共通の関心事でありさえすれば、SNSでのほんのちょっとした引き金で国をも動かす時代となったようだ。いい、悪いは別にして。
足跡を振り返り行く秋の浜
形よき貝殻拾う秋の浜
沖合いに動かぬ船や月明かり
秋風や大根抜く妻待つ間
行く春や昔語りの友二人
白薔薇や友麗しく老いの春
コンサート終えて広場の風温し
安宿や大臣賞の飾り雛