トランプ氏が共和党候補者になった。確かに異質である。断片的なスローガンはまとまりがなく、知性と教養の対極にある。
しかしそれが大衆の心を燃え立たせるという現代米国の状況をしっかりと見据えておかなければならない。どの大衆かというと、TVドキュメントによれば白人の下層階級。それをカバーする中流階級がなくなってしまっているのでこんなことになってしまった。
日本も格差が開いて、貧富二階級にはっきり分かれると同じことが起こりうる。
トランプ氏の手法は、異質ではあるが、独裁者の伝統的手法、異民族排斥である。大衆に火をつけるにはこれが一番手っ取り早い。
ヒトラーのユダヤ民族撲滅、戦前米国の日本移民排斥、中国、韓国の日本人性悪説等々。そして、今トランプ氏のメキシコ移民、イスラム教徒。トランプ大統領が怖いのは、手にする玩具が世界最強の武器だということ。
トランプ大統領が実現したら怖いから米国から脱出する、と真顔できのうのTVインタビユーに答えていた白人米国人を見てびっくりした。
・手品師が総理になって手玉とり
・破れ傘繕う間もなく核武装