日本語

文化庁の2015年国語世論調査結果から。

次の言葉の正しい意味は?大多数の人が取り違えている。実は私もその一人。

・確信犯

①政治的、宗教的などの信念に基づいて正しいと信じてなされる行為。

②悪いことだと分かっていながらなされる行為(を行う人)

・琴線に触れる

①感動や共鳴を与えること

②怒りをかってしまう

如何でしょうか。正解はいずれも①。「確信犯」については完全に②だと「確信」していた。お粗末。

ほかに、紛らわしいのは、

・奇特

①優れて他と違って感心なこと

②奇妙で珍しいこと

・名前負け

①名前が立派で、中身が追いつかないこと

②名前を聞いただけで気後れしてしまうこと

正解はどちらも①。これも「奇特」については今の今まで②の意味で使っていた。あの人は奇特な人というと、少数派のマイナスイメージを浮かべていた。いかん、いかん。

・どちらの言い方を使う?

周囲の皆に明るくにこやかな態度をとることを

①愛嬌を振りまく

②あいそ(う)をふりまく

そんなに思い通りになるものではないことを

①そうは問屋が卸さない

②そうは問屋が許さない

混乱したさまを

①上を下への大騒ぎ

②上や下への大騒ぎ

眠りから覚めたときの気分が悪いことを

①寝覚めが悪い

②目覚めが悪い

正解はいずれも①。さすがにこれはOKだった。

言葉使いの誤解は俳句にとって致命傷になる。気をつけよう。

・世代間のギャップの大きい言葉

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左側の「高校生が知ってる言葉」、分かりますか。私は全て初対面だった。親世代が結構知ってるのにはちょっと驚き。

次の会話を親世代の分かる言語に翻訳せよ、なんて問題があったらお手上げだ。

・この話イミフなんでディスることもできん。

 りょ。

・夜中にコンビニでセルカしてたら、ポリ公にきょどってる思われて職質されたけどよ、とりま、いか。

今日の句

・長雨やコインランドリ向かう人

・竹林の風に吹かれて温め酒(ぬくめ)

・便り来て心豊かに菊日和

・夕焼けや一息ついて窓に顔

・秋空に音色懐かしわらべ唄

・爪弾けば音色涼しきギターかな

・草原の月の便りや独り酒