●6月カレンダーの猫
●私の友人に、洗濯物を干すのを無類の楽しみとしている主婦がいる。ベランダに上って無心になれるからだそうだ。しかしながらこの楽しみは自動乾燥機の登場で既に奪われてしまった。
今度は自動折りたたみ機の登場。この機械もまた人のささやかな日常の楽しみを奪うことになるのだろうか。でも、ご安心あれ。なんと価格は185万円。私たちはてな村に普及するのはしばらく先のことになる。記事は朝日新聞朝刊より。
・ロボットに仕事譲って主婦長閑(のどか)
●わが町、東久留米中枢を睥睨する鉄塔
突然鉄塔乙女に変身した志月さんに影響されて、時々鉄塔の映像が頭の中を駆け巡るようになった。そしてはたと気がついた。わが町にもユニークな鉄塔のあることを。ただし、ユニークなのは鉄塔そのものではない。その立っている場所である。
西武線の駅をかすめ、民家の脇をすり抜けること数km、およそ百メートル間隔に鉄塔が林立している。普通、高圧線の鉄塔は人家を避けて原っぱに林立するものだが、ここは生活と共存する稀有な鉄塔ではないかと突然思うようになった。
なぜ、このような立地になっているのか。それには理由がある。説明書きのたて看板をご覧下さい。
つまり、戦中、東久留米駅から分岐された小型貨物蒸気車の引込み線の廃線跡地なのである。その2.8kmあまりがそのままサイクリングや散歩道として市民に開放され、同時に高圧線の通り道としても利用されている次第。狭い道の両側はすぐに宅地開発で民家の密集地となり、結果的に生活との共存を余儀なくされる事となっている。高圧線直下は、断線時のことを思うと怖いがいいこともある。鉄塔が避雷針となって、どんなに雷が鳴っても平気だからである。
駅を掠める高圧線鉄塔の列
共存する散歩道
緑の先の鉄塔。道の中に立っている。
こんな具合に建っている。
民家を掠める高圧線と鉄塔
この散歩道は、東久留米の清流沿いの散歩道ともほぼ合流しています。
梅雨直前の好天に誘われて憩いの水辺となっている。
●花クイズ
憩いの水辺の花園から。これは以前出題したことがあります。
●今朝の句
・ベランダに新しき朝燕来る
・ふるさとの山川清し初燕
・子燕に負けじと笛を吹いてみる
・燕去り路地に夕べの子守唄
・薄れゆく残り日数え衣更え