俳句通信講座終了

7ヶ月の長丁場乗り越えました。最終回の講評には少しばかりの営業的お世辞付き。

第6回添削指導結果です。添削はこれで終り。

課題1 中7にけりを使う

提出句

ベランダに顔そろひけり遠花火

「講評」

楽しそうな作品です。「顔そろひけり」はもう少し踏み込んで具体的に表現しましょう。

添削句  遠来の子等揃ひけり遠花火

課題2 切れ字なしに切れている句

提出句 遠くより園児らの声原爆忌

講評

園児の声と原爆忌の取り合わせがいいですね。色々なことを考えます。切れ字がなくても「園児等の声」で切れています。

添削句 どこからか園児等の声原爆忌

課題3

当講座で学んだことを活かし季語、切れ字それぞれ一つ入れて自由に

提出句 夕立や忘れられたる鍬ひとつ

講評

この作品もいいと思います。夕立にあわてた農夫の忘れた鍬がいい味だしています。

添削句 夕立や置き忘すられし鍬ひとつ

総評(総合評価=優)

一句目は楽しい家族の一駒ですが、家族が揃っている光景が見えません。もう少し具体的に詠んでもいいと思います。

2句目は取り合わせが良かったです。このまま平和な世の中が続いて欲しいという気持ちが汲み取れます。

3句目はやはり夕立と忘れられた鍬の取り合わせがいいですね。まだまだ上手くなる方だと思います。頑張ってください。

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講座の支払いはまだ4回分残っているので本当に終了した気分にはまだなっていない。

講座終了記念日の句

・残されし時削るごとかき氷

・終電やひと駅ごとの虫時雨

・路地裏に江ノ電の影蝉時雨