ユーチュブ投稿第5作

●まだ、白寿にこだわっています。

・満たされし白寿の空や赤とんぼ

・まだまだと白寿の空に鰯雲

●新作をユーチューブ投稿しました。今度もリコーダーです。「Faronels Ground」ファロネルグラウンドという曲名の古楽(400年前)で前回投稿した2曲と姉妹作品です。

リコーダー実演は不肖RECOCA、ヴィオラ・ダ・ガンバ実演はT氏、チェンバロはPC音源です。400年前の貴族のサロンではこういう音楽が流れていました。当時、リコーダーは花形楽器で、単にフルートといえばリコーダーを指していました。その後、大劇場オーケストラの登場で大音量の現代フルートに座を奪われ、リコーダーは過去の楽器として忘れられた存在になりましたが、20世紀に入りバッハを中心とする空前の古楽ブームが再現し、リコーダーやチェンバロリュートなどの古楽器は雅な楽器として好事家にもてはやされるようになりました。

さて、この曲の楽譜はヨーロッパの出版社から簡単に入手できましたが、問題は伴奏部のチェンバロ通奏低音ヴィオラダガンバをどうするかです。解決には二つ方法があります。一つは、チェンバロヴィオラダガンバの現物を調達して奏者に演奏してもらうこと。しかしこれは音楽のプロでもない限り不可能です。もう一つは、PCのフル活用です。これは、プロアマ問わず簡単にできます。そのための素晴らしいPCソフト(楽譜作成ソフト)がたくさん開発されています。今回はカワイ楽器社製のソフトを利用しました。幸い、ヴィオラダガンバ奏者の友人がいたのでそのパートは実奏してもらい、キーボードのパートはチェンバロ音を割り振って、PCに音を出してもらいました。

これで問題解決ですが、致命的欠点があります。それは、PCによるカラオケがチェンバロであるため、テンポが正確に一定であることです。この曲は変奏曲なので、それぞれの部分でテンポを変えたいのですがそれは無理な注文でした。

ユーチューブ動画の画像は、箱根のポーラ美術館訪問時に入手した絵画写真集から借用しました。それではご覧ください。

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