選挙中間情勢発表されると・・

我が町東久留米市市長選挙が24日にありました。まず自己反省。クリスマスパーティ真っ最中、午後8時締め切り時刻と同時にアッと気が付いたが後の祭りでした。

・一票を忘れて苦しクリスマス

選挙のときいつも思うのですが、選挙情勢の中間発表というのが大々的に行われますよね。あれってどうなんでしょう。あらぬ影響を及ぼさないのかなー。全国的な選挙ほど詳細になされる。今回の市長選挙はローカルということもあり、ただ「非常に接戦」という漠然としたものでしたので大勢を左右する影響はなかったと思います。結果はその通りだったから、観測は正確でした。どうやっているのだろう。無差別電話作戦?しかしあんなもの、時々うちにもかかってくるけど、すぐ無視して切ってしまうのですが、まじめに相手をして答える人が多いのだろうか。

おもうに、非常な信念をもって投票先を決めている人はかなりの少数派だと思いますがどうでしょう。その前提に立つと、選挙情勢の中間発表というのは、たとえそれが客観的で観測が正確であったとしても、その他大勢の心証を左右する原因になってまずいのではないかとずーっと思っています。

試しに心理学のハウツウ本をめくってみて、ますますその意を強くしました。

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・周囲の意見に流される「社会的証明の法則」

身の回りの人が評価しているものや人物のことことをつい信用してしまうのが社会的証明の法則。周囲に迎合する癖の強い日本人にはまりやすい傾向あり。

・相手の同情を引く「アンダードッグ効果

選挙では同情票という言葉がある。明らかな劣勢が予想されたり、身内の不幸など何らかの不幸な境遇に置かれた候補者が意外にも当選するケースが少なくない。人には、不利な状況にあるものに手を差し伸べたくなるという心理があるからである。これを心理学ではアンダードッグ効果という。負け犬はかわいそうだからこれ以上いじめてはいけないと思ってしまうことが語源。

・集団心理の「バンドワゴン効果」と「スノップ効果」

集団心理の両極端のパターンです。前者は多数派の意見に流されること。バンドワゴン効果とはパレードの先頭で音を鳴らす楽隊のこと。選挙でバンドワゴン効果が発揮されると、「圧倒的に優勢で勝ちそうな候補」に投票する現象が現れます。

しかし、天邪鬼な人はバンドワゴン効果に常に反する行動を見せるので注意。時勢に乗ることを嫌いわざと少数派になびく。これを「スノップ効果」とよぶ

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いかがでしょうか。今後も選挙の時は必ず中間情勢の発表があるので、自分は何があっても流されない信念派か、あるいは大勢に適当になびくその他大勢派か自省して見られるのも一興かと思います。

話は変わりますが、アンダードッグ効果が及ばない世界があるようです。⇒学校

いじめで自殺する生徒が後を絶たないが、先生はじめ周囲はそのの生徒がいじめられている光景を見てなんとも思わないのだろうか。ますます頭にのるバンドワゴン効果一辺倒の世界に見える。