きのうの続き

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富国強兵の道を進む日本は、日清、日露戦争へ突き進む。

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江戸から東京となってからわずかわずか55年、西欧に肩を並べる巨大都市となった。西洋文明の利器、文化の貪欲な導入。銀座通りには路面電車の列。

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日本橋魚河岸の近代的倉庫。

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木造の由緒ある日本橋ルネッサンス様式の近代的な橋に衣替え。

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庶民の街浅草の賑わい。カラー画像で見ると臨場感ひときわのものがある。

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世の中にはこんなものまで。

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なんと、新宿にゴルフ場!

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この頃撮られた東京最初の空撮画像には一段と興味津々。

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さて、営々と気付きあげられた巨大都市東京のすべては、わずか1分間の振動で瓦礫の山と化した。1923年9月1日11時59分マグニチュード7.9の関東大震災。死者10万5千人、その大半は火災の犠牲者だった。木造家屋123か所から火の手が上がり、つむじ風を引き起こして人の着物にまで着火するほどの勢いでまたたくまにもえひろがった。鎮火まで2日かかったという。その様子を当時動画に収めていた人がいるのですね。今回それをカラー化してみせてくれた。その迫力たるやすごいもの。もし、まだ見てない人はぜひ再放送をチェックされたし。

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一夜明ければ・・

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フランス人も無常の感覚に趣を覚えるのですね。

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さてこの未曽有の破壊は驚くことにわずか7年で復興した。

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これ以降の経過は写真、動画を含めて我々のよく承知するところなので割愛する。言うまでもなく終戦直前のB29爆撃機による東京無差別大空襲が第2の大破壊であったがこれもわずか10年足らずで、もはや戦後ではないのキャッチフレーズが流行するほどに復興した。

未来都市東京はいずこへ向かうのか。一つはっきりしているのは、破壊と復興を繰り返す未来は避けられないということだろう。

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古書店のワゴンに詩集日脚伸ぶ