東西比べ(2)答え

その前に

①前回紹介したカレンダーロゴにかいてある、「2018年=昭和93年」を見ていて気が付いたこと。⇒私たちの結婚したとしたのが昭和43年3月、ということはこれを世間では〇婚式というらしい?。

そこで絵をかきました。もちろん俳句を付けて。この絵の原典は有名なお菓子のユルキャラを拝借しました。

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②花クイズ

葉っぱの中央から、葉か花が出るという世にも珍し植物。この名は?

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●解答

aが全て東。bは西。

・いろはかるた

「犬も歩けば棒に当たる」が全国区と確信していたら、関西では「一寸先闇の夜」。「月夜に釜を抜く」以外東西で全て異なるそうです。

・タクシー

カラフルなのが東京。大阪黒。

・ひな人形

東のは、ぱっちり目、西は切れ長のお公家さん風の目。特に京都で好まれる。

並べ方にも違いがある。西ではお殿様を向かって右、東では逆。これは古来日本では左大臣が上位であるように左(つまり向かって右)が格上とされてきた伝統にのっとっているのが西。一方、西洋では逆で、右が格上なので、東ではこれに倣ったもの。つまり向かって左にお殿様。

・風呂 銭湯の湯船の位置に違いがある。

関東で奥にあるのは、肉体労働者が多かった関東では、湯につかる前に体を洗わせるためにこのように奥に配置したという説が有力である。最近は、関西でも関東風の配置が多くなったそうである。

・線香花火

西では稲わらの固い芯の部分を使った線香花火が主流。これは古来西では稲作が盛んだったことに由来する。東では、稲作があまり普及せず、紙すきが盛んだたために、紙で包んだ線香花火が主流であった。現在はどうであろう。

・こま

省略

・扇子

京との扇の骨は35~45本。対して江戸扇子は15本が基本。

・猫

鍵しっぽの猫やしっぽの短い猫が江戸では好んで飼われた。これは猫又伝説に由来すると思われる。なお、鍵しっぽ猫の由来は海外とされる。長崎には現在でもこのタイプの猫が多いのは、江戸時代交易の窓口であった名残と思われる。

縄文土器

東は華やかな装飾。東では定住が多く行われたために呪術が盛んになりそのため呪術目的の装飾が派手になったといわれている。

・落語家

上方落語には見台がある。上方落語はもともと神社の露店などで通行人を呼び止めて客にして演じていた。なので通行人の注意をひくために扇子でたたく見台を必要とした。その名残を現在に引きずっている。江戸落語はお座敷で発達したので、そのようなものは不要であった。