・今日から3日間、恐れていた恐怖の酷暑がやってくるとの予報である。名古屋38度、岐阜40度、RECOCAは名古屋郊外知多半島に二十歳過ぎまでいたので、この数字を見ると懐かしい郷里の酷暑の記憶がよみがえる。就職で上京して嬉しかっとこと、夏でもこんなに涼しいんだ!雨戸を閉めて寝られるほど。これには本当に感激したものだった。今となってはそれも遠い昔話になってしまったが・・。
少なくとも東日本以西の酷暑は同じ状況だと思うので、涼んでもらうため、襟裳岬の冷気(=霊気かも)を送ります。来週の予定を1週間早めてユーチューブアップしました。
・一口香(いっこうこう)
去年ブログに書きましたが、再度登場。カステラとは一味違う、通人の長崎銘菓、一口香。娘夫婦がハウステンボスの売店で土産に買ってきてくれました。しかも訳あり品のワゴン販売。なぜ訳あるのか素人には全然分からないから超お得な買い物でしたね。
去年、いちご博士にこのお菓子が長崎特産であることを教えて頂いて本当にびっくりしました。というのは、知多半島の私の郷里に同じ名の銘菓があるからです。大野町というところにある一軒だけが製造販売している絶滅危惧銘菓です。一応全国的な受賞銘菓とされていますが、最近の人はほとんど知らない超マイナーな存在です。大野町の一口香は長崎出島経由で拡散したもののひとつと思われますが、他の地方で現在まで 存続している例は殆どないらしいです。その意味で貴重。
そして、いちご博士に去年送ってもらった長崎の元祖品を見て驚きました。似ているのは名前と焼き菓子であることくらいで味も形も食感も違う。隔絶された環境の生物進化みたいに、その土地土地で独自の変化を遂げていった結果です。
元祖一口香
一口では食せません。もっと大きいのもあるとか。
一番違うのが中味の餡。
甘み控えめの生姜風味が特徴。空洞がなく餡はぎっしり詰まっている。出島に入ってきたときは生姜は入っていなかったのでしょうね。
それに対して、知多大野町の一口香。
形:ずんぐり、まさに一口大。空洞がある。
餡:黒砂糖風味。ややしつこい甘さ。
それと皮が非常に硬い。子供のころ食べたとき、歯が折れるかと思いました。
長崎の元祖品は繁盛していますが、大野町のは残念ながら最近店をクローズしたとの噂です。