ユーチューブアップの日が来ました。
今年は暑さで夏バテするのが早そうです。そういう時は一休みして夜空の星を眺めて無心になりましょう。それにぴったりの歌があります。星の界(よ)。界をよと読ませるなだから凝ってますよね~。歌詞の中身も凝っています。明治にこの歌のメロディが日本に入ってきたとき、杉谷代水という方が作詞しました。とにかく雄大で私の大好きな詞です。
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星の界(よ) 杉谷代水詞
月なきみ空に、きらめく光、
嗚呼(ああ)その星影、希望のすがた。
人智(じんち)は果(はて)なし、無窮(むきゅう)の遠(おち)に、
いざ其の星影、きわめも行かん。
雲なきみ空に、横とう光、
ああ洋々たる、銀河の流れ。
仰ぎて眺むる、万里(ばんり)のあなた、
いざ棹(さお)させよや、窮理(きゅうり)の船に。
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いざ西洋文明を極めにいこう、という明治の気概が溢れた詞です。ところでこの曲、オリジナルは讃美歌なんです。日本に入ってきたときも讃美歌だったとおもいますが、キリスト教の普及していない日本には相応しくないということで、一般受けする歌詞が付けられたのだと思います。とにかくメロディが馴染みやすいので星の界として広く普及しました。
そして、戦後学校教科書に載せるために口語体の詞に改められました。それがこちら。
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星の世界 川路柳虹詞
かがやく夜空の 星の光よ
まばたく数多(あまた)の 遠い世界よ
ふけゆく秋の夜 すみわたる空
のぞめば不思議な 星の世界よ
きらめく光は 玉か黄金(こがね)か
宇宙の広さを しみじみ思う
やさしい光に まばたく星座
のぞめば不思議な 星の世界よ
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読者の皆さんはどちらをお好みですか。RECOCAは断然星の界(よ)です。
RECOCAもちょっと大げさな句を作ってみました。
・満天に楽の音涼し日本海
さて、もともとの讃美歌の歌詞も書いておきます。キリスト教に多少でもなじみのある方だったらどなたもご存知の讃美歌です。もしかしたら最も愛されている讃美歌かもしれません。
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讃美歌「いつくしみ深き」
慈しみ深き 友なるイエスは
罪 咎 憂いを 取り去りたもう。
心の嘆きを 包まず述べて
などかは下さぬ 負える重荷を。
慈しみ深き 友なるイエスは
我らの弱きを 知りて憐む。
悩み悲しみに 沈めるときも
祈りにこたえて 慰めたまわん。
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さて、この曲の伴奏カラオケはヒロミチ氏という方によるものです。情緒豊かな素晴らしい演奏なので使わせていただきました。ヒロミチ氏はオカリナ制作者・奏者でもあります。じつはRECOCAのこれまでユーチューブにアップした使用オカリナはほとんどが「ヒロミチオカリナ」です。私の息の強さとフィーリングにピッタリの愛すべきオカリナです。
●では、オカリナと歌による星の界または讃美歌慈しみ深きです。歌の歌詞は讃美歌を使用しています。なお、歌い手はK.E(娘)、ギターカラオケはヒロミチ氏です。