トマトの絵手紙他

今日も秋の続きでした。あと1日二日めちゃめちゃな暑さはなさそうです。ということなので、絵手紙と俳句の続き。でも今日のは、なんというか冗談っぽい下手くそな作品でお眼をけがしますので心してご覧ください。

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見るからに変なトマトで、自分ながらあきれています。

ついでに、俳句もあんまりまともとはいいがたい。

・天高し生きているだけもうけもの

・八十(ヤソ)過ぎて夏健やかに笑いヨガ

こんどのは多少まともです。

・風そよぐ畑のご馳走濡れトマト

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さて、朝日新聞文化文芸コラム 夏の集中講義 ミライ✖ヒト 続き第五時間目です。前回はAIでした。今回は新しい「地質年代」の提案が検討されているという話題です。地質年代とは、地球創生46億年前から現代までの地質による年代区分のことです。垂直方向の地層の区分によって年代を分ける。地層の下の方、つまり深いほど古い(46億年前に近い)といえます。その間が、出現する特徴的な化石によって年代区分されます。実物の一部、現代に近い部分をご覧ください。

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まず大きな区分けとして「代」があり、その中を「紀」で区切り、さらに「紀」の中を細かく「世」で区切ります。図が示すように、現代の地質年代は、「新生代ー第四紀ー完新世」ということになります。1万1700年前から現在までが完新世です。完新世の特徴は人類の時代ですが、ここからが記事の本題です。完新世の上(つまり現代)に新しく「世」を追加すべきではないかという話が世界の地質学者の間で出ているとのことです。その名称は「人新世」。人新世の開始年は蒸気機関の広まった頃、つまり西暦1784年という意見が有力です。この時期から、人間の活動が小惑星衝突や火世山の大噴火に匹敵するような恒久的な痕跡を地層に残すようになったというのがその理由です。具体的には何かというと、二酸化炭素増加による大気組成の変化、人工的なプラスチックやコンクリート片、それに各種放射性物質など。これらある種恒久的な人工物が「人新世」の地層に堆積していくわけです。ここで考えなければならないのは、これらは後世にとって負の遺産、それも資本主義の負の遺産と見ることができること。その意味で、責任の所在を明記して、「資本新世」とすべきだとの意見があるくらいです。このような背景の新世の追加は我々にとって名誉なのか不名誉なことなのか考えざるをえません

・もう一つの話題は「気候工学」が本気で考えられているという話題。

現在世界全体が温暖化の非常事態を迎えているといえます。温度上昇が臨界点を越えれば永久凍土の溶解や海流循環の変化で壊滅的厄災が起こる。その前に何とかしようというわけです。今やられている研究は成層圏に硫酸エアロゾルを散布して太陽熱の入射を弱めようというものだそうです。

これはまさしく気候改変技術であって、これについてはRECOCAには非常に危険な発想に思えます。理由は二つ。①失敗したとき、元に戻るのに非常な時間をようすること②改変技術が完成すると、自国の利益誘導のため勝手に気候改造しようとする国が必ず出てくる。すると昔の水の取り合いみたいに生存をかけた戦争になりうる。つまり、地球の気候を公平に誰が管理するのかという大問題にぶち当たります。これは正に地球連邦の必要性を示唆しているのではないでしょうか。

暑さのせいで多少誇大妄想癖が出てきたところで終わります