ご存知のように、後期高齢者が運転免許更新の際には、70歳以上が受ける高齢者講習が拡大されて認知機能検査が追加されます。検査の結果、お前はバカだといわれないか、これが結構恐怖なんですね。RECOCAも来年早々講習対象になります。なので、ばかばかしいと思いながらも、そろそろ記憶力の強化訓練でも始めようかと、毎朝前日三食の内容を書きだすことを始めました。これはもう一カ月以上続いています。これでもやると言ったら結構続くのですよ。
ところが、そんな殊勝なことを考えなくてもよい本を見つけました。きのうイトーヨーカドーの中をウオーキングしていて偶然目に留まりました。歩くといいことがある。どういう本かというと、つまり受験の「傾向と対策」。世の中、気にしている高齢者が多数いることがよく分かりました。そこで、そのエッセンスを紹介したいと思います。後期高齢者で且つ運転免許更新希望者必見、それ以外の方スルーで結構です。
表紙はこんな感じ。
・まず、後期高齢者が平時(免許更新時以外のとき)の運転で気を付けること。
下記に定められた一定の違反をすると即認知症検査を受験しなければならなくなっているので十分注意してください。認知症の恐れありの結果だと医師の診断書提出。以前の結果より悪化していると臨時高齢者講習受講。(5800円)金がかかる!
・認知機能検査は次のような構成になっています。
1.時間の見当識⇒検査日の年月日曜日時間
2.手掛かり再生⇒16個の絵を記憶、軽作業後解答
3.時計描画⇒時計の文字盤記載、指定された時間の長短針の位置記載
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1と3が怪しいなんてのは一応問題外として、これは満点が取得できるとして先へ進みます。問題は2。16個の脈絡のない絵の記憶、いきなり試験でやれと言われたらちょっと慌てるのではないでしょうか。沢山の練習問題で鍛えなければダメかと思ったら違うようで、都合の良いことに、この本に載っているA~D、4パターンのうちからどれかが出題されるのだそうです。ですから来年までに64の絵だけ覚えればいいわけです。
さて、その成績分類ですが以下の通りです。
・総合点が49点未満・・・第1分類(認知症の恐れあり)
・49~75・・・・・・・第2分類(認知機能低下の恐れ)
・76以上・・・・・第3分類(認知期の低下の恐れなし)
第1分類になると医師の診断書が必要で、それにより免許更新可否が決まる。
配点方法は以下の通りです。
1.の見当識の満点は15、2.の手掛かり再生の満点は32(つまり絵一個正解で2点)3.時計描画の満点は7点です。これらに上記の係数をかけて「総合点」とします。
ちょっとシミュレーションをしてみます。1.と3.が満点とするとその総合点合計は38.04。従って第一分類を逃れるためには50-38.04=1.94Xの式から、Xを求めればいいわけです。その結果、少なくとも16個のうち3個の絵は正解しないと駄目であることが分かります。この時の総合点は49.68。頑張って4個だと53.56点でいずれも医師の診断書は免除されます。
ちなみにRECOCAの前回の成績を引っ張り出してみると、
1.⇒15点(満点)、3⇒7点(満点)問題の2.は23点の合計82点で、かろうじて第三分類でした。23点から逆算すると、絵は16個中12個正解していたことになります。意外によく頑張ったな、と感心しています。この傾向と対策の64個の絵をすべて覚えてしまえばこの次の検査は満点のはずで、天才が来たと試験官が目を見張ることになるでしょう。楽しみ!!。
世の中は進んでいて「予備校」もできました。