花のメルヘン

●昨夜のNHKTV

あるがん患者の発病から死にいたる450日の密着取材が放映されていた。さらには同日の「在宅死」の再放映。NHKはどういうメッセージのつもりで放映しているのかを忖度するつもりはないが、とりあえずは好ましい傾向である。こういう番組はとくに若年層(10~30歳)に見て、人生を考えてほしいと思った。というのは核家族になって、祖父祖母との同居が稀になった結果、人の死を身近に体験することがなくなったからである。その結果人生とは何ぞやという真剣な思考をめぐらす機会がなくなった。これは死生観に関係する大事な問題である。そしてこれは親が亡くなる時にはしっかりと確立されているべきである。遅くとも自らの死の前迄には絶対に!

これが欠けてると、人生を茶化してふらふら生きる情けない人間のまま年寄りになってしまう。これは浮浪者よりみっともない。若者はお茶らけた成人式的雰囲気からなるたけ早く脱出すべきだ。

●今朝の歌⇒花のメルヘン

ダークダックスの愛らしい雰囲気満載の歌であるが、歌詞はそれなりのしっかりしたメッセージ性を含んでいる。

「花のメルヘン」

敏トシ作詞・作曲/昭和45年

「これはね、ママにきいたおはなしなの。
大きいお花と、小ちゃいお花がありました」 

むかしむかしその昔 小さな川のほとりに
大きな花と小さな花が 並んで咲いていた
大きな花は美しい いつも楽しく唄う花
けれども小さな花は たった一人ぼっち
恋の陽(ひ)ざし浴びて 二つの花は
春の想いに 胸をふくらませる
むかしむかしその昔 小さな川のほとりに
大きな花と小さな花が 並んで咲いていた

あの娘(こ)もこの娘もこの俺(おれ)を ひとめ見ようとここに来る
生きてることの楽しさは おまえにゃわかるまい
大きな花さん聞いとくれ たとえ一人ぼっちでも
僕には心の太陽が いつもかがやいてる
愛の息吹(いぶき)浴びて ふたつの花は
春の想いに 胸をふくらませる
むかしむかしその昔 小さな川のほとりに
大きな花と小さな花が 並んで咲いていた
並んで咲いていた 並んで咲いていた

まず、RECOCAのオカリナで。

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ダークダックスの歌

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