ご近所で、オカリナのピアノ伴奏をして下さる方を見つけました。
今回はその最初のコラボ作品です。
・まず、啄木の短歌「初恋」につけられた歌です。
「砂山の砂に腹ばい初恋のいたみを遠く思い出ずる日」
この短歌に越谷達之介という先生が類まれな名曲を付けられました。ソロとピアノ伴奏の掛け合いが見事で、越谷氏代表作といわれています。
越谷達之助(1909~1982)作曲家、ピアニスト、教育者で往年の大ソプラノ歌手三浦環の伴奏者として有名だった人。なので、この初恋はピアノの伴奏カラオケでは絶対にできない曲なのです。どうしてもライブピアノで、ソロの方ににつけてもらうことが必須。その理由は演奏を聴いてもらえばわかると思います。
なお、多くの方は初恋というと村下孝藏の曲を自然に思い浮かべると思います。もちろん私もやってみようとしていますが、このリズムの伴奏カラオケがどうしても合わなくてまだ成功していないのです。しかしいずれは、現代の村下版も仕上げてみたいと思っています。
なお初恋での使用オカリナは、「ヒロミチ」。この後故郷のコラボを載せますが、こちらは「ソルジェンテ」という銘柄のオカリナを使っています。両者の響きは微妙に違いますので聞き比べてみてください。
往年の名テノール、奥田良三の歌唱で同じく啄木の初恋。
RECOCAのオカリナ、ピアノライブ伴奏で故郷。