続・雨々・・

〇雨が続いて涼しくて結構なのだが、どうやらちょっと風邪気味のようだ。なぜ分かるかというと、耳が痛くなるからである。これは子供の頃からの体質で、なぜ頭でなく喉でなく耳なのか理由はわからない。

一週間前から胃もやや不調だった。胃が不調になると、体の体幹に力が入らなくてスタミナが極端に無くなる。数㎞歩いたり、家の掃除をすると死にそうに疲労してふらふらになり、あたかも寿命が尽きる間際のシミュレーションをやっているみたいな気分になる。そんなとき、(三日ほど前だが)戸棚の隅に真っ黒な粘っこい液体の詰まった古臭い薬瓶を見つけた。よくみるといつ買ったか分からない「古式梅肉エキス」。多分10~20年ものだと思う。梅は腐らないというから舐めてみたら何ともなかったので、スプーン一杯お湯に溶いて鼻をつまんで飲んでみた。するとあら不思議、とたんに胃腸がしゃんとして体幹に力がよみがえってきた(感じ)。それで数日一日3回なめていたら、ほとんど治ってしまった。古の知恵、恐るべし。

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〇誕生日(めでたくもあり、そうでもなし)

冥途の旅の一里塚、古来言い古されているが八十路直前になると全く全面的にこの句に同意できる。しかしそれはそれとして一応の区切りだからなんかしてくれるというならありがたく受けるだけの素直な根性は備わっている。娘夫婦からのプレゼントは小振りの水玉模様の黄色いシャツ。いわゆる派手な色だが老人には事故防止に都合がよい。すでに赤のはあるので、今度緑を買えば日替わりで交通信号になる。かみさんからは夏のパジャマ。これには伏線があって、今まで着用していたのは背中に数㎝大の薄い穴がいくつか開いた年代物。自分的には、穴があって風通しがよく涼しく快適なので長らく愛用していたのだが、ひと月前ついに見つかって、貧乏くさいから新品を買えとうるさくいわれていた。貧乏で何が悪いといって抵抗していたのを今回実力行使に出られたということである。古いのは雑巾になっていた。

誕生日当日は横浜から親せきのご夫婦が出張って下さりエデンで会食となった。こういう時エデンができて便利になった。話は変わりますが、自分が見る限りエデンは繁盛している。自分が食べに行った時はほぼ満席だからである。特に夜。ただ、お客は気まぐれだから、来ないときはほんとにどうしようと青ざめる日もあるようだから、トータルして収支がどうなっているかは知らない。

エデンの特徴は定食屋というよりは誰でも気軽に入れる居酒屋という感じだ。だから夜がメイン。隠れた銘酒もある。これはたまたま居る、日本酒のソムリエクラスの実力を持つ従業員の存在が大きい。エデンの実力全体を知るには、夜行ってメニューの一品料理を次々試すとよくわかるだろう。銘酒を傾けながら一品料理を順に味わいつくす、これがエデンの楽しみ方である。現在女性の入店数が7割以上ということは、だれでも気軽に入店できる店というキャッチフレーズが充たされているということだろう。すくなくとも、飲ん兵衛が酒臭い息で管をまく普通の居酒屋とは異なる。

〇雨が毎日降っているので、雨の曲で以前アップした曲を再掲します。

①四季の雨

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②雨の慕情

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