今朝の頭にくるネットの記事

盛夏より暑いので余計頭に来ているのかもしれません。

それはこの記事。

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10兆円の震災復興税というのをご存じだろうか。東日本大震災直後のことだし額も小さいので忘れてしまった方もいると思うが、今も毎年しっかり徴収されている。普通は年2600円、裕福だと1.5万円。時の首相管氏が自民の谷垣氏と僅か震災2日後に手を握って創設したそうである。以下鍵カッコ内は元記事の引用。

「震災を口実に財源がない、と復興より増税を決めたのは世界でもこの時の日本の政治家、官僚たちだけではないか。」

そして増税⇒流用。いつものパターンである。会計検査院の指摘も骨抜きにする術にたけている。特に許せないのは被災者の痛みをよそに役人たちの職場環境改善や福利厚生に金を食いつぶしていったことである。「官僚たちは最初から流用するつもりで復興特別税を作った。当時は民主党政権で公共事業予算が減らされており、各省とも予算が欲しかった。そのため政府の復興基本方針にあらかじめ全国防災という考え方を盛り込んで復興予算を全国の公共事業に流用する口実を用意しておいた。」現在は8年目でさらに膨れ上がり35兆円が投じられたそうである。シロアリ官僚がこのように全国にばらまいた復興予算がゼネコンを太らせて、それが政治献金上乗せとなって自民党に還流するという例のパターンである。

さらに頭にくること。

この税金は期限付きで2023年終了予定だった。ところが味を占めた政府、国、官僚は恒久化をもくろんで、今年の国会で実現してしまった。復興予算の名のままだとさすがにみっともないので名前を変えて国民にばれないように。その名は森林環境税

教訓:臨時増税設置のときは眉に唾つけよう。

消費増税も何に流用されることやら。税金の流用は当たり前なので驚かないが何に流用されたかはしっかりチェックすることが必要である。これは国会機能だが国民の力量にかかっている。また騙された、安倍、こんちくしょうと叫んでも無駄である。誰が首相であろうと、何党が政権下であっても、こと増税に関してはやりたくてしょうがないのだから。丁度我々が収入増やしたいのと同じ。

もう一つついでに疑念が浮かんだ。災害が起こると雨後の筍のようにいろんな組織機関公私問わず募金を集めるが、きちんと執行されているのだろうか。それらについて決算文書というものは公開されているのだろうか。見たことないが。また恒常的に赤い羽根、緑の羽根、ユニセフ国境なき医師団とかいろいろあって、とくにユニセフ国境なき医師団など一度募金に応じると毎年何度も振替用紙を送ってくる。送ってきてもよいのだが、RECOCAの疑問は募金額の何割が彼らの管理費(つまり端的に言えば天下り役人養育費)に消えているのかということである。

 

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