朝夕は秋

でも、陽が出ると暑いですね。寒がりの私でも短パンで過ごしています。大分熱帯化が進んでいます。九州をまた台風がかすめるようです。台風の家屋の簡単な被害は火災保険で申請すればカバーできるので心配ないですね。去年私が入りなおした火災保険は、例えば落雷で家電製品が壊れたり、不注意でTVなどを傷つけてもカバーできる優れものなので、このおかげで雷のたびに家電のコンセントを外すことはしなくなりました。むしろ壊れてくれて、保険のお金で新品に交換したいくらいですから。

さて今日の本題。2002年出版の古い本「食べるな危険」講談社。今までほとんど読んでなかったのですが昨日めくってみて面白かったので数回に分けて紹介します。

これを読むと安全に生きるには断食しかないように思えてきますが、そんなに神経質にならなくていいです。なぜなら、うちでは二人ともこの本読んでいませんが、八十近くの今まで恒例の検診の医者では二人ともに「問題なし」の数秒で終わっていますから。ただ気を付けていることといえば、おかずは生協宅配が基本、野菜のほとんどは自前の有機野菜くらいですかね。あとは塩分も糖質も普通に摂取しています。

この本は読むだけの知識としても超面白いのでネットのアマゾン書店で古本入手できるなら一読お勧めです。

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著者の日本子孫基金というのは民間のグループ。12年前とはこの本初版年の2002年から12年前ということです。

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扉カバーに書いてある本書のエッセンス。

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さて順番に。

まず今日は肉。

肉といっても、豚、鶏、牛と広うござんすが、共通して震え上がるのは抗生物質薬汚染の実態。いろんな事情で餌に混ぜているのです。人間はそれを口にするから、必然的に耐性菌地獄に見舞われる。医者の出す抗生物質は最低限にと心掛けていてもこれではざるの水漏れに等しい。特に鶏肉は要注意。狭い鶏小屋に押し込められたストレスで病気になるのを予防の意味で病変がなくても大量の抗生物質薬がえさに混ぜられる。鶏肉はヘルシーなんて大ウソみたいです。豚も同じ。牛は霜降りが問題。霜降りの脂を珍重するのは日本だけみたいです。霜降りを人工的に混ぜる、いわゆる加工肉はやめたほうが良い。さいころステーキとかになってしまうと見分けるのが難しいとのことです。加工肉は、霜の脂を接着剤でくっつけてあるそうです。それと一枚肉でなく数枚の肉が合わさった合成牛肉というのがありますが、これはレア、ミディアム厳禁、必ず良く中まで火を通すべしと注意書きがありましたので気を付けましょう。

それから、日本のハム、ソーセージが大問題。合成添加物の百貨店です。できるだけ「無塩せき」表示のものを使うこと。これは発色剤が入っていないという意味で、スーパーでは必ず一種類店頭にあるとのことです。

本書より

豚肉の選び方

「鹿児島産の純粋黒豚ならかなりいい。値段が高くても、より健康的な飼育方法をとっている生産者の豚肉を買うようにしたい。無菌豚は特定病原菌不在の豚のことであり、抗生物質耐性菌の付いてない豚という意味ではない」

鶏肉の選び方

「飼育状況の分かっている鶏を求める。よい育て方をされた鶏は食味がよく肉質が固い。地鶏が手に入ったら食べてみよう。肉に細菌がついていることがあるのでしっかり火を通す。」

輸入牛肉

ジャスコタスマニアビーフ、それかオーストラリア産ならお勧め。」

国産牛肉

「熊本のくまもとあか牛をはじめとするあか牛。南部牛を改良した短角牛。黒毛のアンガス牛(北海道)。これらは生協とかネット販売されている。」

ハムソーセージ

「無塩せき」ひょうじのもの。原材料表示がシンプルなものは余計な添加物を使っていないことを示す。「伊藤ハム」の「しっとり熟成ロースハム」のような「熟成」表示の製品は比較的ましなハムである。合成保存料や合成酸化防止剤が使ってないか裏の表示をよく調べよう・・。