♬氷雨

私が毎月オカリナボランティアに通っている特養に氷雨で有名なあの佳山明生氏が先だって訪問されて、その時の写真と色紙が飾ってありました。色紙には氷雨としっかり描いてありましたね。この特養には出演料を払う余裕はないはずだからほとんどボランティアの訪問ではなかったと思います。それで、私も急遽氷雨をやってみることにしました。さっき完成したので忘れないうちにアップします。伴奏カラオケはギター生演奏の手ごろなのが手元にあったので好都合でした。

ところでこの本には、氷雨の歌い手が日野美歌となっています。あれ、おかしいな、私の記憶には、氷雨佳山明生としっかりインプットされているのに、と思ってネットでいきさつを検索してみたら、そこには佳山氏を巡る壮絶なドラマが隠されていました。それについて少し触れてみます。

実は、日野美歌さんの氷雨は佳山氏の氷雨ヒットから5年遅れの後発でしたが、同じ氷雨での先発歌手佳山氏を凌ぐ大ヒットとなり紅白にも出演、そのため佳山版氷雨は低迷状態に陥り、いつの間にか氷雨の歌手は日野美歌ということに世の中ではなってしまったのです。なんでそんなことになってしまったのか。佳山版氷雨の出版権のガードがかかっていなかった為です。そのすきをついて他のレコード会社が氷雨での日野美歌デビューを企画したのでした。佳山氏のレコード会社の担当者がヒット直後に急死されたとのことで出版権のガードをかけるのが疎かになっていたというのが真相らしいです。氷雨以降ヒットのない佳山氏は意気消沈、病気にも見舞われて間もなく歌手を休業され、新宿の居酒屋で歌とは無縁の生活を10年近くされることになったそうです。ところがその時有線から流れてきた日野さんの氷雨に感銘を受け再び歌手への復帰を決意されました。氷雨ヒット当時からのファンを特に大事にすることを念頭に。

ここまでネット記事を読んで、佳山氏が特養を訪れた意味が分かりました。訪問の形がボランティアにしろ公演であったにしろどちらでもよいのですが、老人ホームには当時の氷雨ファンだらけではないでしょうか。名を馳せた歌手が後に地方公演に回るのは定番ですが、施設巡りというのはあまり聞きません。苦労人佳山明生氏だからこそできることかもしれないと強く思いました。

ではRECOCAのリコーダーで氷雨。(画像テキストではオカリナとなっていますが間違い)下記You Tubeをクリック。

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佳山明生氷雨

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日野美歌氷雨

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