♬カッチーニのアヴェ・マリア

お寺の境内に散りそびれたかのような冬紅葉がありました。

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・限りある命と知るや冬紅葉

・しがらみに耐え散り惜しむ冬紅葉

・冬夕焼けやさしい気持ちで笛を吹く

・寒風を凌ぎ万歩の歩数計

          RECOCA

さて、アヴェ・マリアの続きですが、今回はカッチーニアヴェマリアです。この曲は20年前新潟単身赴任中に師事したオカリナの先生が吹いてくださって初めて知った曲です。そして、世の中にはこんな美しい曲があるんだと痛く感激して一層オカリナにのめりこむきっかけとなった想い出深い曲でもあります。オカリナの神髄は派手なテクニックよりも音色であることがこの曲のオカリナ演奏を聞くと良く分かると思います。これはリコーダーにも言えるかも知れません。うまくすればアマチュアでも勝負できる理由です。

カッチーニは16世紀中ごろイタリアルネッサンス期の作曲家ですが、実はこのアヴェ・マリアの作曲者ではありません。本当の作曲者は1970年ソ連のギター奏者ヴァヴィロフであることが後年分かりました。その時はもうカッチーニ作が定着した後だったので、今でも一般にカッチーニアヴェ・マリアと呼ばれています。

今回参照する楽譜の編曲がオカリナの音域を少しだけ外れるのでソプラノリコーダーで演奏しました。録音の編集時に曲の中での音量調整に失敗して突然音量が変化する箇所が数か所ありますが見逃してください。

では、RECOCAのソプラノリコーダーでカッチーニアヴェ・マリアです。

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この曲が世界の音楽愛好家に世にもまれな美しい曲として知れ渡ったのは、20年前のシャルロット・チャーチという10歳前後の女の子の歌唱を通してでした。子供の美空ひばりが大人の歌謡曲でデビュするような衝撃。12歳ごろの演奏の動画がアップされていましたので合わせてご視聴ください。

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